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モノローグ

 私の名前は 畑野はたの こころ 小学5年生


はたけの畑に野原のはらの野 心はハートの心って字を書きます


みんなからは ここって呼ばれてるわ



今は夏休みで曾祖母ひいおばあちゃんの家がある、滋賀県長浜市の余呉って所に来てます!


曾祖母ひいおばあちゃんの家の前には余呉湖っていう湖があるの、私にはとっても広く感じるんだけどお父さんが言うにはちっちゃいんだって


滋賀県は琵琶湖が有名で友達に言っても琵琶湖は知ってても余呉湖は知らないんだ。


余呉はね、曾祖母ひいおばあちゃんの家の後ろには山があって、前には湖でとってもステキな所なんだよ



それでね、余呉湖には一つ有名な日本昔話があるんだ!


羽衣伝説って言うの、湖の横にでっかい木があるんだけど、昔そこに天女様が水浴びに来て、その時にその木に羽衣をかけたんだって


すごいロマンチックだよね!


それでどんな話か知りたくて当時小学3年生の私はスマホを使って直ぐに調べたわ


そしたらとんでもない話だったの


泥棒男が天女様を騙す話だったなんて、小学校3年生の私の心は涙で溢れかえったわ


そもそもなんでこんな酷い話を未来に残そうとしたかのか不思議でならないわ


普通だったら絶対隠すよね! 私がこの男の家族だったら絶対に二度と話さないわ!


その昔話を読んで、一つすごいショックだった事があるの、その主人公の名前が


畑野


畑野って私と同じなんだよ!もうサイテーだよ!私のご先祖様ってこんな酷い人だったなんて!


そう思って曾祖母ひいおばあちゃんに一応確認したの、そしたら名前は同じだけど違うって!


よかった、私、明日からいじめられるかも知れないと本当に思ったわ


ご先祖様のせいでいじめられるとか、生まれる前から詰んでるってこの事よね!


もう、ほんとに安心したんだからね!


あ、それでね、話を戻すんだけど、夏休みの宿題で自由研究をやらなくちゃいけなくて、後10日で夏休みも終わっちゃうからどうしようかなと思って、何か凄い物は無いかなって曾祖母ひいおばあちゃんの家の3階にある物置部屋を探索したの!


曾祖母ひいおばあちゃんのおうち結構古いから、きっと何か凄い物が出てくるんじゃないかって期待したのよ!


そしたらなんと! 漫画に出てくる様な巻物を見つけたのよ!


これって凄い発見よね!  もちろんすぐ開いて見たわ、でも全く読めなかったの


でも、これを読めるようになったら、自由研究として提出できると思ったの


だから曾祖母ひいおばあちゃん巻物コレ頂戴ってお願いしたの


そしたら、曾祖母ひいおばあちゃんも巻物があったのを知らなかったんだって


だから私が欲しいんなら持っていって良いよって言って、私にくれたの


直ぐに親友の優希ゆきちゃんに連絡したわ、帰ったら一緒に調べようって


そしたら優希ちゃんもやる気だったわ! これで残りの夏休みも退屈しないですみそうね!


あ~、早く帰って優希ちゃんに見せてあげたいわ!


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