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悪役令嬢の曽祖母の妹 〜遠い親戚だけど一族の未来は譲れない〜  作者: 月野槐樹


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第12話 ステータス

アイナは「あちゃー」という顔をして、望月のダンジョンの入り口があった場所に頭を下げた。そして、今は水の量が戻ったらしい湖に向かっても、頭を下げる。


「ごめんなさい!女神様達のお邪魔をしちゃいました!」


アイナが謝ったので、皆それに倣って頭を下げ、謝罪の言葉を述べた。


「どうしよう!何かお詫びにお供えとかしたほうが良いかしら……」

「ここに何かを置いて、『何かある場所だ』と他の人に見つかるのも困るんじゃないか?」

「あー、それもそうよねぇ……。どこか神殿とかあったら考えたら良いかしら……」

「それで良いんじゃない?今は、どちらかというと女神様の加護というのが気にているんだけど……」


マリナが目を細めてじっとアイナを見つめた。

アイナは困った顔をして首を傾げた。


「それ、私も気にはなっているんだけど……。どういうことかよくわからなくて……」

「何かないの? 力がみなぎって来たとか!」

「うーん。……ステータスとかわかると良いんだけど……、あ!」


「ステータス」と口にしたアイナの目の前に、透明の板のようなものが現れた。

ゲーム制作スタッフだったアイナにはお馴染みのステータス画面だ。


ーーー名前:アイナ・スターリー

ーーー身分:平民(元スターリー伯爵家次女)

ーーー職業:鉄級冒険者

ーーー年齢:12歳

ーーー称号:転生スタッフ、女神のキャラデザインスタッフ

ーーーHP:10000/12000

ーーーMP:420000/500000

ーーー状態:健康

ーーー加護:水の女神アクアリアの加護、光の女神ルミナの加護

ーーー魔法:光魔法 特大

      水魔法 特大

      火魔法 中

      風魔法 中

      土魔法 小

ーーースキル:魔法(特大)、剣術(小)アイテムボックス(特大)、鑑定、転移、錬金術、絵画(特大)、料理(中)


「で、出た!」

「え?」

「光魔法と水魔法が特大だって」

「まあ!」


アイナはステータス画面について説明をした。どうやら、家族やフリードには、アイナのステータス画面が見えていなかったようだ。


「あ、もしかして……。ステータスオープン!」


ふと、他のファンタジー小説などを思い出して、「オープン」と付け加えれば他の人に開示できるのではと思い口にしてみる。


「「「「おお!」」」」


再び透明なステータス画面が目の前に表示された時、家族もどよめいた。やはり「オープン」というと、自分以外にもステータス画面を開示することができるようである。


「絵画が特大って書いてあるわね」

「そこ? ……でも見えたのね」


ステータス画面というものが存在するということがわかって、父達も「ステータス!」と叫んでみた。最初は何も起きなかった。ステータス画面自体が、アイナの転生特典のようなものなのだろうかと思い始めた時、マリナがステータスが見えたと言い出した。


「開示してみるわね!……ステータスオープン!」


ーーー名前:マリナ・スターリー

ーーー身分:平民(元スターリー伯爵家長女)

ーーー職業:鉄級冒険者

ーーー年齢:15歳

ーーー称号:未来の悪役令嬢の曽祖母

ーーーHP:10000/22000

ーーーMP:32000/50000

ーーー状態:健康

ーーー加護:火の精霊の加護

ーーー魔法:光魔法 小

      水魔法 中

      火魔法 大

      風魔法 大

      土魔法 小

ーーースキル:魔法(大)、剣術(中)、弓術(中)、転移


「……お姉様にも光魔法がついてる。光魔法は珍しいんじゃなかった?」

「もしかして、光の女神様に会ったから?」

「『転移』ってスキルが気になるんだが……」


マリナがステータス画面の表示に成功したことで、ステータス画面の表示ができるのはアイナだけではないことがわかり、その晩は夜更まで、どうやったらステータス画面が表示できるかの検証が行われた。マリナがどうやってステータス画面が表示できるようになったかを、細かく分析して議論した結果、一つにはステータス画面をイメージすることと、「ステータス」と唱える直前に身体の内側を透かしてみるように魔力を巡らすようにしたら表示できるようになったということだった。


マリナの分析を聞いて、次に成功したのは父だった。続いて母も成功した。

フリードは、なかなか成功せず就寝時間となったのだが、悔しくて夜中過ぎてもずっと練習を続けて、明け方になってやっと成功した。


「『状態:寝不足』とか出てるんだけど……」

「ムキになりすぎなのよ」

「だって……」


フリードは口を尖らせた。「寝不足」と出るのは言い訳しようがない。それでも、自分だってステータス表示できるようになりたかったのだ。

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