悠希が居なくなった~4通目の手紙の考察
~~~~~手紙は全部で40~~~~~それぞれに考察が付いていて39通~~~~~最後は小説~~~~~
これは考察なので、手紙本編を読んでからお楽しみください。
四通目の手紙の考察
犯人は、お兄ちゃんか清水先生どちらなのだろうか?
悠希の妹も学校を休んでいる事。悠希の話をすると、泣いてしまった事から、何かあったのは間違いないだろう。
「やっぱり探るのはやめた方がいい。大人に任せよう」
お兄ちゃんは、ゆいがいなくなっていた事を知っていた。犯人の可能性があったが、犯人がわかったのか、それとも、颯太と湊斗が言うように、自分が犯人で颯太たちが探るのを止めたかったのだろうか。そうなると、三通目の手紙でお兄ちゃんを怪しんだ唯花は行方不明になった。という事になる。颯太たちも、お兄ちゃんを怪しんでいる事が本人にバレれば、行方不明にさせられてしまうかもしれない。
また、三人とは颯太と湊斗、あと誰なのだろうか。三通目の手紙で、前まで一緒に探っていた彰はなぜいないのか気になっていた。一通目の手紙で、颯太と湊斗はゆいを探すために、情報を集めていた。彰は証言を取るときも、質問したり聞いたりしていなかったから、あまりこの事を重大に思ってはいないようだ。この手紙でも、「結局、君も真剣に解決しようとしていない」と言っているし、君もというのは、彰の事だろう。だから三通目の手紙からは一緒にいないのかもしれない。
颯太たちが、おばさんに防犯カメラを見せて欲しいと頼んだ時、おばさんは背の高い先生も頼んできたと言った。それに対して、颯太が清水先生と言っている事から、清水先生は背が高い事がわかる。また、戸惑いもなく清水先生とでてきたという事から、学校の先生の中で背が高いは、その人だけだという事もわかる。
一通目の手紙で考察した、巾着を木に掛けたのが犯人じゃないか。という事が事実だとすると、その先生が犯人の可能性が高くなる。そうなると、学校も何か隠している事もつじつまが合う。
颯太の推理で、先生は先に防犯カメラを確認している。というのは間違いないだろう。また、先生がデータを消した事も。
消した理由は、ゆいの母親と不倫していた事を隠す為だろう。不倫じゃなくとも、在籍中のゆいの母親と何か関係があるのは、世間的によくないからだろう。また、その流れで、ゆいの行方不明事件の犯人だからかもしれない。
でも、颯太と湊斗の推理には驚いた。子供は想像力が豊かだというが、本当にそうなのだろう。自分には到底、清水先生がいい人だとした時の、防犯カメラを消した理由が思いつかなかった。