犯人の特徴~1通目の手紙の考察
まだ、1通目の手紙を見ていない方は、そちらから見ることをお勧めします。
1通目の手紙の考察
ゆいの母親が自分の子供がいないと困っているのに、なぜ、学校側は普段仲良くしているであろう颯太達に何も聞かないのだろうか?
母親から、颯太達を引き離すのはわかるが、普通なら、その後にでも学校が颯太達や学校の友達に話を聞くだろう。
なのに、校長先生は「何もないから大丈夫だよ」なんて言ったのだろうか。
颯太達が驚いていたから、安心させようとしたのか。それでも、生徒の一人が行方不明になったかもしれないのに、何も対応しないというのは、異常だ。
また、なぜその次の日、ゆいは引っ越して行ったと言ったのだろうか。
まず、ゆいの母親の反応からして、ゆいが本当に行方不明になったに違いないだろう。
なのに、なぜ次の日あんな冷静に引っ越して行けたのだろうか。
もしかすると、ゆいのお母さんは、何かの病気で本当はゆいがいるのに、いないと思い込んだのかもしれない。が、それは信じがたい。
だとすると、学校側も何かを隠している事になる。
颯太達が血の付いた石とゆいの巾着を見つけた事から、何かあったのは確かだ。
巾着は、木の上に掛かっていたというが、それは、犯人が掛けたのだろうか。
また、木に掛かったゆいの巾着をお兄ちゃんに取ってもらっていた。
その時、背伸びをしていて、からかわれたお兄ちゃんは「これでも背は高いほうだ」と言っていた。
その巾着がもし、犯人が掛けたとすると、犯人は背の高い人だという事になる。
友達が颯太に、ゆいの母親がなんと言ったか聞いた時、お兄ちゃんにはゆいがいなくなった話をしていたのだろうか。
していないとすると、お兄ちゃんが犯人で、ゆいがいなくなった事を知っていたのかもしれない。
でも、ここまでは考えすぎなのかもしれない。颯太達がお兄ちゃんに話したかもしれないし、ただ単にお兄ちゃんの勘が鋭く、話の内容がわかっただけかもしれない。
お兄ちゃんが持っていた写真は、ゆいの父親なのだろうか。それ以外で抱き合っているのならば、颯太の知っている人と不倫関係にあるという事なのだろうか。
最後まで見ていただきありがとうございます。
たまに、大人の不倫をわかってしまう子供がいるらしいけど、やっぱり何かしら影響があるんだろうな。それが、100%悪いのか逆に良いのかがわかることは一生ないのかな~。