駆け込み寺
【駆け込み寺】
孤児の面倒を見るということで、
シングルマザーとか寡婦とかを積極的に募集した。
他にも女性が私達を頼ってくることがある。
夫のDV被害に会っている女性だ。
これがなかなか難しい。
自分から逃げ出してくる場合はいいのだ。
経済的な支援や自立できる体制が王国にある。
子供がいても問題ない。
問題はDV被害に気づかない事例だ。
これは私にもよくわかる。
前世日本で私はブラック企業に2年間いたが、
最初の1年ぐらいはブラックであることに気づかなかった。
バロー家でもあれはいわゆる膿家などと揶揄される
家であったのだけど、
当初は一生懸命いい嫁を演じていた。
まあ、嫁でさえなかったのだが。
学院もそうだ。
確かに私は孤立した。
しかし、もっとやり方があったのでは、
と反省している。
一方的に被害者であることに拘泥してしまったのだ。
DV被害もそうだ。
私が悪いから暴力を受けるのだ、とか、
私がこの人を支えるのだ、とか、
そんな人が多い。
こういう人は現場から脱出させにくい。
DV被害の加害者は夫だけではない。
むしろ夫は傍観者で、
舅、姑、小姑などの夫に連なるものが
DVをしている事例も非常に多い。
私のバロー家がそうだ。
私は途中で覚醒して、
バロー家に手痛い反撃を与えることができた。
しかし、大抵はそんなことはできない。
啓蒙が必要。
DVだけじゃない。
夫の浮気も非常に多い。
これも経済的に夫に依存していると逃げられない。
前世だったら、法的に整備されていて、
弁護士がいて、裁判所とかも女性よりだ。
ところが、この世界では法律は王様とか領主の気分次第。
弁護士というか、単に弁論に長けた人に応援を頼んだりするのだけど、
そんな人よりも力の強い人に頼んだほうが早い。
力が強い、というのは、人間関係的に強い、という意味だが、
腕力も含まれる。
【だらしない女】
王国は基本的に男性上位だ。
肉体的に男性上位ということもあり、
女性は男性の下に見られることが多い。
しかし、それを逆手に取って弱者生存戦略の長けた女性も多い。
自分はいつも被害者。
自分はいつも悪くない。
自分さえ良ければ良い。
こんな女性は珍しくない。、
こういう女は小さい時からずるい。
幼稚園とかでケンカで負けると
「せんせー○○君が私をぶったー、けったー、バカって言ったー」
きっかけは自分であっても、
相手に罪をなすりつけ、
周りを自分の味方につけようとする。
こういう子供は大きくなるとさらにモンスターになる。
こういう女性については、
徹底的な監視体制で言い分を消していく。
自分がいかに自分勝手かを納得させる。
だから、ドライブレコーダーみたいなものを配置する。
ちょうど、そのような魔導具がある。
あんなに精密じゃないけど。
それでも治らない場合は。
措置なし。
追放する。
そういうずるい女への対策も必要だけど、
基本的には女性の味方だ。
やっぱり、王国では女性が圧倒的に不利だ。
そんな弱い女性たちを少しでも助けてあげたい。




