暗闇
理想と現実
この二つの分かれ道を何度も通ってきた
私は決まって現実を選び、
そしていつも後悔する
理想を羨み、言い訳を並べて、
理想までの険しさから目を逸らし、
自分で選んだことも忘れて、
本当の私は
理想をただ見ているだけで
険しい道を行こうとはしない
いつも楽なほうに楽なほうに流される
また新しい理想を見つけては、
現実という暗い渦に落ちていく
随分と暗いところまで来てしまった
それでも私は小さな光を見続ける
いつかその光が自分のものになると、先にある暗闇から目を逸らして