表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
85/241

手記

「どうもサイトーです」


漫才ではないのだが、そんな感じの挨拶になってしまった。

そんな俺を見てマリードが目を丸くする。


「これはこれは。可愛いお嬢さんですな。エリア様の客人が、こんなに若いとは珍しいですな。してハイエルフのお嬢さんなので年齢は聞きませんが…」


このマリードという男、ただ者ではない。

そう俺は直感した。何故なら普通の人はエルフと間違えるからである。


(たしかビクスもきづいてたな…)


たしかに耳を見ればエルフだと分かる。


(うん!?エルフとハイエルフの違いってなんだ?)


疑問に思い検索してみることにした。


(エルフの上位種です…)


答えは簡単であった。

この検索は、この異世界の事しか検索してくれないようだ。

これ以上、検索しても何もでないだろう。


「どうかしましたか?」


検索するとボォ-としているようだ。今までも、これで指摘されている。


「いや、なんでもない。それより、この金10枚で何枚買えるのですか?」


丁寧にマリードという商人に聞いてみた。


「そうですな。この手のひらサイズで10枚といった所ですよ、お嬢さん」


マーズの話で聞いていたが紙1枚につき金1枚という破格の値段である。

そうそう手が出るものではなかったが俺は10枚買う事にした。

後で金20枚入る予定なので買えるだけ買い取った。


「しかし紙を求めるとは変わった嬢さんだね」


エリアも同意し首を縦に振っている。


「サイトー様、一体何をするのですか?」


やはり気になるようでエリアが聞いてきた。


「実はポーションの作り方やゴーレム、魔法などを記したいんだよ」


「なるほど…流石はサイトー様です」


「オホッン、ちょっと今、気になる事を耳にしたのですがポーションの作り方ですか?」


マリードは目の色を変え俺の両肩を掴み興奮気味で言ってきた。


「あぁーそうだけど。たぶん無理だと思いますよ」


俺のポーション作りには水の精霊の力が必要だとマリードに話をした。

詳細は言わなかったがそれを聞いたマリードは、がっかりした表情をみせた。


「それなら買い取りします」


そう言いマリードは俺に交渉を持ちかけてきた。これは俺にとって美味しい話でありエリアを介して交渉する。今回はエリアがいるので失敗する事はないだろう。話し合いを数分おこない、互いに納得のいく交渉ができた。


「では、またお願い事します」


「はい、こちらこそサイトー様」


俺とマリードは熱く握手をし交渉は成立した。

交渉の内容はポーション1つに対して紙1枚と金1枚である。

これで紙が手にはいるし、お金も増えるし一石二鳥である。

そして俺が記した手記は、その後サイトーの手記と言われ後世に出回るのだが、そんな事になるとは今の俺には想像ができなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ