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魔力

ガラスの入れ物は、マーズに任せる事にした。

一通り教えたが俺も検索で調べただけで詳しく知らないので試行錯誤して良いのができたら使うと思う。

作っても初めのうちは割れたり不恰好な物になりそうだ。

あとはマーズの力量次第である。

マーズに全て任せ、俺はミーシャ、エリアとグリフォンのマルがいるアムの舎に行く。

元気なのか確認する為だが実験的に封印石に出たり封印できるか試したい。

アムと一緒になっている為、アムを食べたりしないか心配であったが大丈夫そうだ。元気に芋を食べている。

俺と違い、生で食べているが美味そうに食べているから問題ないだろう。


(それにしてもよく生で食べられるな)


そんな事を思いながらマルの頭を撫でる。

鷲にも見えるし鷹にも見える。

だが砂漠で戦ったグリフォンは目が鋭く獰猛であったが幼いマルは目がクリクリして体毛も柔らかく、ぬいぐるみのようである。


「よしっ、マル。ちょっと窮屈かもしれないが封印を試したいんだ。この封印石に触ってくれるか?」


ミーシャが作った封印石を取り出しマルに向け触らせる。だが反応はなかった。


「ミーシャ、これの使い方あってるよね?」


「ええ、合ってますわ」


「じゃあ、なんで反応しないんだ?」


「それは紛い物だからですわ」


その言葉はエリアである。ミーシャに食って掛かるように睨み付ける。


「それは本物ですわ。ただわたくしの魔の力が込められているため、サイトー様の魔の力で上書きが必要かもしれませんね。サイトー様、その封印石に魔力を注いでみてください」


(魔力を注ぐか…)


火と水の魔法は、それなりに使えるようになったが、どうすれば良いか検討がつかない。とりあえず検索してみる。

様々な方法がでてきたが簡単なのは、魔法を使う前のイメージがない状態での魔力の放出である。

とりあえず何もイメージしない状態で封印石に魔力を放出する。

威力とかは関係ないので、少しだけの放出である。

石に変化はないが試しに、また石をマルに触らせた。

するとマルは小さくなりやがて封印石に吸収された。


「でっできた!」


「やりましたね」


「ふっふ、やはり魔力の違いですか。面白いものが見れました」


俺も喜んだがエリアもミーシャも喜んでいる。

二人の顔がにこやかであった。

後は、また封印石から解放する事である。

解放は魔力に解放のイメージをして注げばなんなくできた。

マルにも異常はない。

これを何回か繰り返し、この日は終わった。

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