罠?
契約するには魔法の知識がなければならない。とりあえず検索しよう。そう思うとすぐに声が聞こえた。どうやら、この検索にはAIが搭載されてるのだろうか。検索しましたという声がなくいきなり声で知らせてくれた。
「魔法には火・水・木・土・風が基本的であり光・闇が特殊であります。」
どうやら、だいたい自分の予想と合っていた。ならば次は使い方である。
(検索ワード、水魔法の使い方…)
「水魔法の使い方は基本は腕を前にだし手のひらに水のイメージを浮かべ具現化する」
大雑把だが、だいたい分かった。詳しく検索すれば更に分かるだろうが、とりあえず右腕を胸の前にだし手のひらに意識を集中させた。
はじめは何も起こらなかったが水の精霊であるザックが手のひらに乗ると少しずつだが感覚がつかめた。
「サイトーさん集中だよ。頑張れー」
手のひらでザックが手をふり応援してくれた。そのかいもあってイメージがつかめ手のひらが冷たく感じる。そして、手のひらに乗って応援してくれるザックにむけて叫んだ。
「ウォーター」
言葉はなんでもいいのか手のひらから水が涌きでてきたので、そのままザックに浴びせた。するとザックに異変がおきる。だんだんと身体が大きくなりはじめたのだ。俺の水魔法を浴び、みるみる大きくなる。
「サイトーさんの魔力を感じるよ、もうちょい頑張ってください!」
その言葉を聞き俺は手のひらに集中し水をだし続けた。すでに手のひらにザックの姿はなく手から溢れる水が手を覆うように自分と同じぐらいの水でできた人型の水の固まりになっていた。そして、それがいきなり俺を覆い被さるように俺を包みこんだ。
「しまった。騙されたか!」
そう思った時には水魔法は途切れ俺は意識を失ってしまった。
「契約完了であります」
そんな声が聞こえたが意識は朦朧していて意味がわからなかった俺であった。




