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封印石

「それでグリフォンはどうするんですかイチゴ嬢?目立ちすぎますぜ」


たしかにグリフォンのマルを連れていくと目立ってしょうがない。

しかしこのまま王城に置いとく事は申し訳ない。


「小さくできればいいんだがな…」


「そうですね…」


バッカス、エリア、そして俺が考え込む。

それを横目で見てたミーシャが呟いた。


「なら封印石に封じ込めとくとかありませんの?」


その言葉の意味をバッカスとエリアは理解していた。

だが、そうそう封印石を扱う事ができない。

それ一つで国費一年分ぐらいになるからだ。

まして今のルメリシカはお金がなかった。

それも全てビクスのせいである。

彼は他の国々に自分が王となるよう働きかけていたみたいである。

無視した国もあるが受け入れた国もあったという。

彼は、その時ルメリシカの財から各国々へと贈り物をしていた。

それを取り戻す事は難しいだろう。

封印石を使う事をバッカス、エリアが諦めているとミーシャが懐から石を取り出した。


「これはっ?」


俺が見たそれは見た所、ただの石である。


「それが何か?」


エリアが呆れた表情でミーシャを見ている。

エリアも、それがただの石だと理解している。

当然バッカスも思っているようだが言葉を口にしていない。


「ふっふ、お馬鹿さんなのね。あなた!」


呆れた表情で見るエリアに鼻で笑い、その石を手で握る。

すると一瞬、石が淡く輝く。

その様子を見ていたエリア、バッカスが驚愕した。


「なんですって!?」


「おいおい冗談だろっ」


その言葉にミーシャが満面の笑顔をみせる。

魔族が笑っていると恐ろしく感じるがミーシャの笑顔は妖艶で美しい。

手で握っていた石を俺に手渡してくれた。

それは、ダイヤモンドのように透明で綺麗であった。


「こっこれは!?」


俺が受けとった石を見ていう。


「ふっふふ、もちろん封印石ですわ」


ミーシャがどうやって封印石を作ったか、その場にいる者たちにはわからなかった。


「どうやったんだ?」


俺は素直に聞く。

だがそれを制するかのようにミーシャの長い爪がはえた指でベッドに近づき優しく俺の唇にあてた。


「ふっふふ、もちろん秘密ですわ」

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