分析
…状況からして俺はエルフの女の子である。これは変わらない。そして、この場所。光が上から差し込みちょうどいい明るさである。
それに水溜まりは飲める事もわかった。
だがわからない事もある。
それは、ここはどこかだ。こことは、この地下ではない。
この世界の事だ。冷静になった事で疑問が残る。
(ここはどこなんだ?)
そう思った時
「検索します」
また声が聞こえた。
そして1秒もかからず声が頭に響いた。
「検索完了しました。ここはルメリシカ王国です」
たしかに疑問だったが簡潔すぎる。ここがルメリシカ王国という事はわかった。だが、それだけ聞いてもどうしようもない。
これはパソコンで検索するのと同じでキーワードを絞った方がいいかもしれない。そう思い又、自問する。
(この世界は何?)
「検索します」
声がした。
「検索エラー」
やはり大雑把では分からないみたいだ。ならば
(このルメリシカ王国には魔物はいる?)
転生したら、やはり気になるのは魔物だろう。
「検索します」
「検索完了しました。ルメリシカ王国には魔物がいます」
今度は検索が上手くいった。
(魔物が、やはりいるんだ)
じゃあ対策は、どうすれば良いか?
一人では、やはり不安である。ここは人がいる場所まで行った方が良さそうである。
しかし便利な機能である。
この機能は俺だけなのか、それともこれは、この世界では普通の事なのか?
そんな事を考えていると突然、冷たい風が頬に触れた。




