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出発

一夜が明けミーシャが言う。

ガリルに対抗するには戦力不足との事だった。

バッカスも言っていたが、どうやら戦力が足りないらしい。

いや正解にはビクスを倒すだけならバッカス達だけでも何とかなるだろうと思われていたが、その裏には魔族であるガリルというものが絡んでいるのでいるらしいので難しいだろうと。

となるとミーシャは少し首を掲げ、俺に言った。

正確には俺の中にいるザックにだ。


「あなたは真の契約はしなくて宜しいの?」


それに答えるように、また大きくなったザックが姿を現した。


「サイトーさんなら、構わないけど。俺を慕う水の精霊にも認めてもらわないと…それには王都にある水の大神殿にいると思う精霊達の所にいかないと駄目かも…」


ザックは少し複雑な表情であった。


「それでは、こうしましょう。私とサイトー様で他の水の精霊に認めてもらうように、そこへ行きましょう。他のものは真の契約が終わるまでにビクスという男を包囲、できれば戦力を削るというのは」


すでにミーシャは反抗軍の指揮系統に口を出していた。

それに不満をもつものはいない。クールとジルは彼女の強さを知っているしバッカスは当然、酒を楽しんだ仲間として迎えていた。

ルイは静かに頷いている。だが一人だけ違うものがいた。エリアである。


「あなたに言われる筋合いはありません。あなたがいなくても私とサイトー様で水の精霊様達に認めてもらいます」


そう言ってミーシャに牙をむく。それをあしらうかの様にミーシャは言った。


「ならあなたも一緒にくれば良いわよ」


「当然ですわ」


俺を挟む形で二人は、そう言ったのだった。こうして俺、エリア、ミーシャで王都にある水の大神殿へ。

バッカス、クール、ジル、ルイと他6人は王城へ潜入する事になった。他は直ぐ様駆けつけるように、ここで待機である。

すでに王都ミリスに赴く主要戦力は、ここにとどまっているので何かしらあれば対応できるとのことであった。

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