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身体の異変

体内時計で1時間ぐらい歩き続けたのだが何もない。絶望が俺の脳裏に浮かぶ。喉もカラカラだ。

だが幸いにも身体は軽い。

29歳の俺には、この砂漠を歩く事は地獄だと思ったのだがそうはならなかった。そこで俺は異変に気づいた。


「おかしいな…」


独り言をつぶやく。

こんな状況だから呟いていると他人がみたら言われるかもしれないが、それは違う。

何故なら今の俺の影が小さい事に気がついたのだからだ。

それに着ていた服もブカブカのような気がする。鏡がないので分からないのだが俺は違う人間の身体だと直感した。

そう思えば、この身体の軽さにも道理が通る。


(靴もブカブカだ。靴の中が砂だらけだ…)


今頃になり俺は、それに気がついた。とすると俺は異世界では別の顔なのだろうか?確認したいが方法がない。


(とりあえず、水が欲しい。なんとかしないと…)


「検索します」


突然、予想もしない言葉が聞こえた。だが周りには誰もいない。


(これは幻聴なのだろうか?)


そう思っていると目の前に矢印が表示された。


「検索完了。水のある場所は、ここから北へ歩いて約30分です」


(こっこれは…)


まるでカーナビであった。


(これが俺が転生した際のスキルというものなのか)


騙されてもいい。どうせこのままでは死んでしまうからだ。

そう思い俺は矢印の方へと歩きだした。

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