表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/119

説明回という名の茶番

設定等をキャラ達が喋ります。

こういうのが苦手な方は読み飛ばし推奨です。

「色々せつめーいっ!」


「ど、どうしたのササちゃん。急に大きな声出して……?」


「いやー、今更ッスけど、世界観とか説明不足なところが多々あるので、時々説明を入れようかと思ったッス」


「せ、世界観? 時々説明? えと、誰に?」


「と、いう訳で、はいシュシュ質問」


「ええっ! きゅ、急に言われても――」


「あ、当然この空間は|本編とは何の関係も無い《・・・・・・・・・・・》ので、安心するッス」


「この空間とか本編とか……何言ってるのか全然分からないよ」


「気にするなッス! いいから質問するッスよ!」


「えぇー……じゃ、じゃあ、この大陸にはいくつの国があるの?」


「はい、質問頂きましたッス。まず、この大陸は『レンデ大陸』っていう名前ッス。大小様々な国があるッスけど、特に大きいのが五つあるッス。『中央国ハーシルト』『森林国ウルバリアス』『獣人国ダンザロア』『鉱山国キンザンコ』『産業国ブロングル』これらは『五大国』と呼ばれてるッス」


「まぁ知ってるけど……あ、じゃあ、折角だから各国の説明をお願いしても良いかな?」


「もちろんッス。まぁ、じっくりやるとキリ無いッスから、簡単に。まず『中央国』ッスけど、ぶっちゃけて言うと、中世ヨーロッパッスね」


「え? え? 中世ヨーロッパ? 何言ってるの?」


「うん、シュシュ。この空間ではね、良いんスよ。何を言っても」


「えぇ……?」


「で、『中央国』は見た目を気にする国というか、建物の装飾が綺麗ッスね。中央と言うくらいッスから、他国との貿易の中心地点になっていたッス。だから市場は潤い、国は発展。満たされていくとヒトは豪華さや華やかさを求めていくんスねぇ」


「へぇ~……私は行った事無いからしっくり来ないけど、綺麗な街並みなんでしょうね」


「そうッスね。整った街並みは、ウルバリアスでは見れない美しさがあるッスね」


「行ってみたいなぁ……」


「いずれ行けるッスよ。楽しみにしとくッス。じゃあ次、『森林国ウルバリアス』ッス」


「ウルバリアスは分かるよ~。聖樹セイグドバウムを中心に、巨木が集まっていて、その上で生活する国だよ」


「うんうん、そうッスね。じゃあ、特産品は何ッスか?」


「特産品ねぇ……ラカウでは野菜を作ってたけど……あ、キノコ類が確か高く取引されるって、食料品屋のドーズさんに聞いた事があるような」


「……そうッスね。首都や国外に輸出するから、ドーズの店頭に並ぶ事は殆ど無かったッスよね……それなのに、私の所に持って来るなんて――」


「あ……えーと、獣人国! 獣人国はどんな国なの? ササちゃん!」


「……『獣人国ダンザロア』は、まぁ、その、質実剛健と言うッスか、中央国とは反対に質素な感じがする国ッスね。決して貧しい国という訳ではないんスけど」


「へぇ~。獣人さんの国って事は、獣人さんしかいないの?」


「そんな事は無いッス。国民の八割~九割は獣人ッスけど、獣人じゃないヒトもいるッスよ」


「そうなんだね。私、獣人のヒトはササちゃんしか知らないから……」


「獣人国以外では、ほとんど獣人は住んでないッスからね。住み慣れた自国を離れて他国で暮らそうなんて、獣人に限らずそうそういないッス」


「そうだよねぇ。私だってエータさんと出会わなければ、ずっとウルバリアスに居ただろうし……」


「うんうん、わざわざ魔物の蔓延(はびこ)る領地外に行くなんて、商人くらいッス。あ、ちなみに『獣人国ダンザロア』の特産品はウォルドブ(ブドウ)酒と干し肉を始めとした食料品が多いッスね」


「干し肉かぁ。ウルバリアスではお肉はあんまり手に入らないから、高級品なのよねぇ」


「うんうん。私は結界の外に出て、魔物狩ってたッスけど」


「そんな事するの、加工屋のササちゃんくらいだよ……」


「さて、次は『鉱山国キンザンコ』ッス。獣人国と似た雰囲気の国ッスけど、この国は首都に集中的に財が集まっていて地方は貧しく、首都が栄えている国ッス」


「そうなんだ……じゃあ貧富の差が激しいんだね」


「そうッスね。でも、鉱山で働く事が生きがいのヒト達ばかりッスから、あんまり問題にはなっていないみたいッス」


「ふぅん。不思議な感じだね」


「まったくッス。もっとガッツリしっかりドッカンと、貪欲に富を求めれば良いのにって思うッス」


「まぁ、そんなに激しく無くて良いと思うよ……」


「特産品は鉱石系が主ッスけど、加工技術も高いッスから、特注で武具や日用品を作る事が多いッス。私も加工屋で使っている刃物は鉱山国製ッスよ」


「何か、汗だくで働く筋肉が凄いオジさんが想像できるよ」


「その想像に近いと思うッスよ。そして最後――」


「産業国、だね」


「そうッス。『産業国ブロングル』は、数十年前から国交を断っているッス。強大な壁を築き、開く事はほとんど無いみたいッス」


「へぇ~……どうしてなの?」


「うーん。それは私にも分からないッスけど、高い産業技術を活かして、何やら怪しげな研究をしているという噂があるッス。近年では、『技術国』なんて呼ぶ輩もいるッスね」


「そうなんだね。色んな国があるんだね」


「今回は簡単に説明したッスけど、それぞれの国の軍事状況や、地理等、まだまだ色んな情報はあるッス」


「凄いなぁ、ササちゃんは」


「にゃっふっふ。もっと褒めるッス」


「あ、五大国以外の国は、どんな国があるの?」


「そうッスねぇ……面白い国だと、『知の国ナイヴィア』なんてのもあるッス。この国は通り名にあるように、知識を求めるヒト達で建国された国ッスね」


「知の国かぁ。魔法の研究とか盛んそうだね」


「そうッスね。魔法の研究はかなり行われているみたいッスけど、建国から住んでいるような古い家々に方々は、代々伝わる魔導具を秘匿(ひとく)し、滅多に外に魔法を見せないらしいッス」


「折角研究してるのに、色んなヒトに教えないなんて、勿体無いね……」


「そうッスよね。魔法技術や知識を売れば、お金になると思うッスけどねぇ。にゃふふ」


「また儲ける事ばかり。ササちゃん、目がお金になってるよ」


「っと。私とした事が。気を取り直して、もう一国くらい紹介するッス」


「うんうん、お願いね」


「最後に紹介するのは、『砂の国ポズチエ』ッス。この国は、鉱山国の端の方にあって、厳密には独立国家としては認められていないッス」


「え? どういう事?」


「そのままの意味ッス。『砂の国ポズチエ』なんて()は無いッス。そこに住むヒト達が勝手に国を名乗っているッス。なので、国家間では鉱山国の領地として扱われるッス」


「そんなの、鉱山国の偉いヒト達が許さないんじゃないの?」


「許しては無いんスけど、まぁ、鉱山国的には『砂の国ポズチエ』の周囲には鉱山も無いし、特に害がある訳でも無いし、放置って感じッスね」


「良いんだ、それで」


「まぁ、鉱山国のヒト達が良ければ良いんじゃないッスかね」


「ふぅん。本当に色んな国があるのねぇ」


「まだまだ小国はあるッスけど、今回はこの辺までにしとくッス」


「うん。ありがとうね、ササちゃん」


「にゃふふんっ。次回は誰が何を説明してくれるか、楽しみにしとくッスよ?」


「え? 次は私達じゃないの?」


「残念ながら違うッス。まぁ、また二人でお喋り出来ると良いッスねぇ」


「そうだね。今度はエータさんも入れて三人とか」


「そんなの、シュシュが嬉しいだけッスよ」


「べ、別に私、う、嬉しくなんて……」


「はいはい、じゃ、この辺で閉めるッス~」


「ちょ、ササちゃん、私本当に嬉しくなんて――」


「分かったッスから、もう閉めたんスから――」


「えー誤解が――」


「誤解じゃ――」


「――」


「――」

説明回は時々入るかもしれません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ