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彼の幸せ

作者: 竜胆

長年にわたり続く、彼と私の友情。そんな彼が私に言えないでいたお話です。

今日、彼からお中元ありがとうございました。との電話が掛かってきた。

彼と私は、17年の付き合いがある。彼は私の友達と交際していて、それで友達から紹介されて知り合ったのだった。

彼女は他にも男性を私に複数紹介するので、内心困っていた。彼女の行動が理解出来なかった。情緒が不安定な彼女だったから、見ないふりをしていた。彼にも言わないでいた。




電話で私は思い切って、「結婚したの」と、彼に尋ねてみた。


私の友達は、彼女が27才の時に誰にもしらせずに消えてしまった。いわゆる蒸発をしたのだった。

彼との結婚話も出ていたのに、衝動的に彼女は消えてしまった。。。


私はその後も彼とは、友人関係を続けていた。時々食事したり、飲んだりもしていた。異性の友人関係だった。


実際に彼と彼女は半年くらいしか付き合っていなかった。

「もう俺は結婚しない」と、あるとき彼が私に言った。彼の内心を思うとやり切れない思いがしていた。




彼は、ある方から紹介されて4年前に結婚したのだそう。子どもも一男一女に恵まれています、と話してくれた。彼はその事実を私に言えないでいた、と言った。


私は一切彼女のことには触れずに、「幸せにありなさい!」と大きな声で彼に告げた。「お中元じゃなくて、結婚祝いにして」と笑いながら彼に言った。


私の住む町には、彼が言うには実はよく家族できているのだそう。

我が家には、さまざまな種類の動物やペットがいるので、「遊びにおいでよ!両親もたのしみにしているよ」と言った。

彼とその家族と家族ぐるみで、新たな関係性を築けそうだ。


ただただ彼には、幸せになって欲しい。


読んでくださった方が少しでも幸せな気持ちになられると嬉しいです。。。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 親密な関係だからこそ、結婚の話を言い出せなかったのかもしれませんね。四年という長い時間が、彼の複雑な心境を表していてとても感慨深い作品でした。 [一言] こんにちは。素敵なお話ありがとうご…
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