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戦線を駆けろ

今回初めて戦記に挑む天羽アクトです!

いやぁ、今回初めてということで、なにかの世界観からヒントをもらおうと思ったのですが!……なかなかにいいのがなく(いい意味でですよ!?)

今回は私の力のみでやりました。

では、私の本気!楽しんでってください!

プロローグ


新しいものを知りたいと思わなくなったのはいつからだっただろう?

そんな些細なことを考えながら今日という滅多にない休日を過ごしていた俺は時計の針が丁度午後の三時を回ったのを見てすっと立ち上がる。

「明日の大学用の資料…どうしようか」

準備しようと思って言ったのではなくなんとなく、口に出した言葉だったのだ。

俺には朝気だるい時に起こしてくれる幼馴染もエプロン姿で朝食を作ってくれる妹もいない…。

流石に十八年も生きていれば諦めもつくが、今でもたまにラノベなんかを読むと羨ましくも思ってしまう。

「はぁ…俺ってばこのまま悲しい人生でいいのか?」

いいわけが無い…ないのだが…行動に移そうにもどうすればいいのか分からない…。

まず、自分の物語というものがない今の状況で何かをしてもそれが結果に結びつくかどうか…。

「考えなくてもわかるけど、だからこそ、諦めたくなかったりするんだよな…」

どんなに望んだってライトノベルの主人公のようにはなれない。

どんなに努力したって不思議な力は使えない。

そんな世界には諦めがついている、ただ、自分自身の限界に諦めがつかないのだ。

「…はぁ…ん、あれ?」

窓の外を見やると、ビルの上にポツンと立っている女性が目に付いた。

「何してるんだろ…?靴を脱いで…っ!?」

正しく飛び降り自殺を図ろうとしている女性は小刻みに足を震わせながらビルの下を覗き込んでいる。

「くそっ!なんで俺ん家の前のビルで死のうとするんだよ!」

俺は猛急ぎで靴を履きアパート階段を二段飛ばし程度に急いで降り、自転車に乗ってビルの下へと急いだ。

「間に合え…間に合えっ!!」

どうにかビルの下へとついた俺は上を見上げる、すると、女性と目が合い、驚いた女性が足を滑らせてしまった。

「はっ、ちょっ!!」

俺は彼女の下へと走り込むと支える体制をとる。

「頼む、頼む…ここに落ちてくれ!!」

俺の祈りあってか無事腕の中に収まった女性は気絶していた…にしても、なぜ自殺を。

それより、俺はなんで落下してきた女性を軽々と支えられてるのだろうか?

「…軽…い…っ!?」

違った、俺の腕があまりにも酷い形に曲がって骨は突き出て、肉は形をとどめていない。

「あっ…い、いたい…?痛い…イタいイタイ痛い痛い痛い!!いてぇぇぇぇぇ!!」

痛みの叫びとともに俺は気を失ってしまった。



目が覚めた時、辺りは静かに暗い部屋だった。

「(俺は…どうしたんだ?)」

そう考えているのもつかの間、俺は手を引かれ、体制を崩し転げてしまう。

「何考えてるの!今は演習じゃない!本物の戦争なんだよ!」

「え、と…お前は…誰だ?」

「何冗談みたいな事言ってるの!いいから早く銃を持って!走るよ!」

「え、走っ…え?」

急に走ることを強要された俺はわけも分からず走り出した。

「……ここ、日本じゃない…」

「日本?ここはアルゲイルだよ、忘れたの?移動機の中で説明あったでしょ?」

「そう…だっけ?」

「もう、この調子だと自分の名前もわからないなんて言い出しそうだよね」

「いや、流石に名前くらいは忘れないよ……」

俺は…そう俺は…

「……俺は誰なんだろう」

「えぇ!?なんで自分の名前すら覚えてないの!?しっかりしてよ!クロト!」

「クロト…?」

「貴方の名前でしょ!?…頭でも打ったの?」

クロト…そうだっけ…そうだった…うん、そうに違いない。

それが俺の名前、クロト

「俺のことについて知ってることもっと教えてくれないか?」

「えぇ……取り敢えずこの戦場を抜けたらね!」

俺達は二人で荒野のフィールドをただただ駆け抜けた。






……ヒロインの魅力的な登場のさせ方に悩んでいるアクトです。

まぁその、出せばどんなキャラも可愛いと思うので、みなさん!楽しみにしておいてください!(雑い)

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