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1話 こんなはずじゃなかった

目が覚めると、知らない女の子とご飯を食べてってぇぇぇえ!!


普通、こういうのって森の中とか赤ん坊になったりして始まるんじゃねーの!?


下手したら俺犯罪者じゃねーか!!


「・・・どうかしたの?」


首をかしげる少女。

金髪のツインテールに整った顔。

一瞬過ちを犯そうかと血迷った。


「なななな何もないよ?」


「変なサク・・・。」


そして、また食事が始まる。

サクと言うのは俺の名前だろうか?


辺りを見回すと、酒場なのか他にも人がチラホラ。

時代は中世ぐらいか?時代は在り来たりなんだな。

店内は木造で少し汚い。


そう、何を隠そう俺は転生者だ。

先程神様に、『転生したいんでしょ?いいよ。』と軽く言われて現在に至る。



因みに、転生者であることはバレてはいけない。

まぁ、誰も信じないだろうが。


ってそんなことより。

俺はどうしたらイイんですか?


「ママはドコに居るか知って・・・・」


最後まで発言することは出来なかった。

少女が大きく目を見開き激しく驚いているのだ。

何か変なこと言った?

自分が父親の可能性まで考えて、父親ではなく母親の居場所を訪ねた策士な俺に間違いなどないだろ。


「サク。アンタ何か隠してない?」


スゲーイイ笑顔だった。

そして、少女は左手を俺に見せて・・・・・・・・薬指には指輪?



まさか・・・・ないないないないない。




恐る恐る自分の左手を見ると、少女と同じ指輪が薬指にはまっていた。



その瞬間、目の前が真っ暗になった。



・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・



目が覚めると神様がいた。

「帰ってくるの早すぎでしょ。」


一瞬、なにがなんだか分からなかった。


「あぁ、言うの忘れてたけど、変に怪しまれるのもアウトだから。」


・・・・・。


「ふざけんなぁぁぁあ!!何でいきなり嫁と食事中からスタートなんだよ!!ってか嫁が少女って何?犯罪者か!俺は!!」


「次はこんなに早く帰って来ないでね。いってら~。」


神様は俺の話など聞いては居なかった・・・・。

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