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ギャップ萌え 倫子  作者: 撫環(ぶわ)翼
6/10

第五章〜反撃?

時間がかかりました。書かせていただきました。、新たなる展開の始まりです。お楽しみいただけますように。

その時、である。

うふ

突然、そこらの空気が(とろ)けるような笑みが、彼女の口の端から漏れた。

僕が一番見たかった彼女の笑顔だ。

「あら、そお?」

彼女の常套句が出た。何度も聞いたことのあるセリフを僕は確かに聞いた。

そう。それは、お怒りモードが解けた時の台詞だ。

画面のような鬼の形相 だった彼女の表情 割れたガラスのように砕けている。面の中から柔らかい彼女自身の素顔が現れているのである。

僕は見とれた。倫子は美しかった。他のどんな女性よりも。倫子が口を開いた。

「今日はピアノのお稽古ごあるのよ。たまから、授業が終わったら早めに帰らなくちゃ」

澄んだ高い声だった。

「あら、わたくし、どうしてこんな場所におりますのやら」

僕は何とか誤魔化さなけれぼならなかった。

「さ、さあ。何故だろう?なんか屋上に用事あったとか?人の居ないところで僕に告白しようとしたとか?」

と、その途端、である。

まあ!なんですって?なんということを!

声が響き渡った。

「このわたくしともあろう人間があなた如きに?なんという出鱈目でたらめを!」

の表情が変わっていた。また元の能面だ。般若だ。

許しませんわ!

倫子が脚を一歩前にずらした。何らかの攻撃が来るに違いない、僕は覚悟した。

お読みになっていただきまして誠にありがとうございました

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