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あ、ラブホ

作者: へやぎ

 私の住む針田市は、東京まで車で5時間かかる田舎町だ。

 夜、車を走らせているといつも見ているはずの『ダイヤロマンス 300m先左折』の看板がやたら光って見えた。私は300m先で左折した。

 知らない田んぼ道をしばらく行くと、『ダイヤロマンス ここ右折』の看板が現れる。ウィンカーを出し右折する。木と木に囲まれた細い道。一方通行を心配しながら進む。

 するとやたら光る『ダイヤロマンス』が現れた。森の神殿の様だ。前に代行と書かれた車が2台こちら向きで止まっている。

 わたしは慌ててバックをした。


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