ALS
今日はとても真面目で重たい話です
私は難しい医学用語は解りませんので平易に書かせていただきます
そしてあなたならどうされますか?
ALSという病名を聞かれたことがありますか?
体の筋肉がだんだん動かなくなって最後は呼吸も出来なくなってしまう現在は治療方法のない不治の難病です
ところが意識ははっきりしているらしく最期はちょうど溺れているような感覚になって苦しむと聞きました
聞いただけでその瞬間の辛さと苦しみに目を伏せてしまいます
もし医師から「ALSです」と告げられた時にどう思うだろうか・・・いや・・・どう覚悟しないといけないのか
今まで普通に生活していたのに突然動きにくくなったとかで、診察してもらって検査したらそうだった・・・
意識ははっきりしているし、判断力もある、その状態で「もう元には戻りません、それどころかどんどん悪化して最期を迎えることになります」なんて言われたら・・・
実は数年前に知り合いの女性の伴侶さんが発症されました
私はこの時、現実に発症された方を初めて知りました
朝、突然片腕が上がらなくなったという症状から始まったそうです
病名が判明して、仕事も退職せざるを得ず、療養生活の日々となりました
そのうちもう片方の腕も上がらなくなって・・・
この方は2年ほどで旅立たれました
そしてまた今朝は知り合いのある方が、同居している実姉さんが動くのが億劫になってきたと病院へ行ったら、検査の結果昨日ALSだと告げられたと言うことを聞きました
やはり意識ははっきりしておられるのです
普通に理解もできて判断もできるのです
昨日の今日なのでこれからどうするか?でみんな混乱しているとおっしゃられていました
その時に担当医さんが言った言葉が
「いずれ自分自身で呼吸ができなくなりますが、延命治療はどうされますか?私達医師は一度人工呼吸器を装着すると外すことは犯罪となるのでできません、私達は人を助けるのが任務であり仕事であることをご理解ください」
これを聞いて考えさせられました
いずれはその状態を絶対に迎えなければならない本人も横で一緒に聞いています
「どうする?」なんてその場で聞けますか?
そして人工呼吸器を装着しても延命措置でしかない
でも、装着しなければそれで終わるとは言え、そのどこで終わるの?の見極めはどうするのか?
どうせならば溺れるような苦しみは味あわせたくないでしょう
じゃあどのタイミングでその苦しみを感じないような処置をしたらいいいの?
その処置は意識が朦朧とする処置だろうから・・・
今朝私はほんとこの医師の一言で衝撃を受け「生きることと命とは?」を改めて考えさせられました
「自身が発症してしまい宣告された時」
「家族やかけがえのない親しい人が発症した時」
お読みいただいたあなたがこうなったらどう考えて向き合われます?
今は不治であるうえに進行が目に見えて解る難病だから・・・
一日も早く不治の病でなくなることを願っています
生涯を健康で機嫌よいまま自然に旅立つことがどれだけ幸せなことかを痛感させられました
今週もありがとうございました!
来週もよろしくお願いいたします!