登場人物とその後
ディズベリール・モーラスト(16) 三年生
第五王子。フィラメアを抱っこしまま部屋に辿り着くチャレンジは失敗した。
▶フィラメアと恋人としての初デートで行った演劇が悲劇で号泣しフィラメアに慰められた。
フィラメア・クワノルミ(16) 三年生 家族:祖父、父、母、弟
ディズベリールの婚約者。鈍感というよりはもうイチャイチャしてるつもりだった。
▶ディズベリールと恋人としての初デートで別れ際にむちゅ!とされてさすがに照れた。
グリオン・ニノグレイ(18) 三年生 家族:養父、養母、義兄、義姉
ディズベリールとフィラメアの護衛。ニノグレイ家の養子になったのは将来マルベイリ学習庭学校に通う王子(当時はノルベリートの予定だった)とちょうどいい年回りの子どもがいなかったから。孤児院を訪れたニノグレイ夫妻の後ろをついて回りいっちょ前に情報を聞き出そうとしたところを気に入られた。
▶ロミージュ(真)を他の男に会わせないようにしているところをフィラメアに目撃されニヤリとされた。
◎ニノグレイの孤児院…諜報技術を英才教育する施設。向いてない子は別の孤児院に預けられる。暗殺術は兵士になった子だけに教えている。グリオンは護衛術しか教えてもらってない。
ノルベリート・モーラスト(20)
第四王子。塔の魔術師。一〇歳で魔術学園に入ったせいで王子なのに庶民的。寝込んでいるベルアベリスに見舞いに行ったとき普通に会話していたのでまさか夢だと思われてるとは思っていなかった。
▶ベルアベリスの義手をさらに高性能にするべく奮闘中。
セイベリアン・モーラスト(23)
第三王子。魔術騎士。素早く動きゆったり喋る野生の勘が冴えわたる男。動きが素早いせいでノルベリートやディズベリールと遊ぶと泣かれるか興奮されるかで両極端だった。
▶さっさと残党狩りを終わらせ二ヶ月後の結婚式を万全に迎えるために野生の勘が猛威を振るっている。
ベルアベリス・モーラスト(27)
第二王子。司書兼王太子補佐。隻腕、顔に三本の傷。兄弟の中で一番長身でちょっと厳ついのでぼやっと立ってるとびっくりされる。推しカプ、一生幸せであれ。ディズベリールとフィラメアの双子呼びはベルアベリスの側近たちが暗号として使ってたのが広まってしまった。
▶最近職場に推しカプ語りをする仲間ができて楽しい。
ルベリオル・モーラスト(29)
第一王子。王太子。既婚者で二児の父。ベルアベリスが一二歳で兄様から兄上呼びになり衝撃を受け、セイベリアンが九歳で兄様から兄上呼びになり寂しくなり、ノルベリートが六歳で兄様から兄上呼びになり悲しくなったのでディズベリールの兄様呼びに内心喜んでいる。
▶我が子に技を仕込もうとする母を阻止するか迷い中。
国王(48) 本編登場なし
妹がいる。母と姉を馬車事故で、兄を毒で殺害された。これ以上家族の誰かがなくなっていれば暴君になっていたかもしれない人。そういう資質を破滅願望のあった当時の反王派筆頭に見抜かれてしまった。たまにフィラメアが娘じゃないことにびっくりする。
王妃(48) 本編登場なし
王妃として公務をこなしつつ息子たちを育てた肝っ玉母さん。傾国一回転計画を実行する場合、知らないうちに技術を受け継いでいたディズベリールが右腕として巻き込まれる。たまにフィラメアが娘じゃないことにびっくりする。
メアリ(19) 本編では名前は出ていない
偽ロミージュ。童顔巨乳。お嬢様口調だったり微妙にお上品なのは躾の厳しい孤児院の大人たちのおかげ。恒常的に魔力を流すのは実は難しいことなので出会う人が違っていたら魔術師になっていたかもしれない。ただし魔術師になれても男好きなのは変わらないので人間関係を拗らせることは間違いなし。
▶監視の元、ワームに魅了をかけて畑を耕す仕事をさせられている。
ロミージュ・ミューリー(17)
植物学者の娘。中性的な見た目の麗人。二年生にあがる直前に誘拐された。
▶事件に巻き込まれたことを考慮され留年ではなく休学扱いとなった。新学年までは一年生に交じって復習している。
◎ジェンリソーの清掃業者…町中の道路や建物の清掃をしている。それなりに事情がある人が集まっている。ロミージュ(ジョン)の仕事仲間も元浮浪児だったり、どこかの貴族の庶子だったりする。お頭はロミージュが女性なことに気づいていろいろ気を使っていた。
ロレンス・ミューリー(38)
ロミージュの父。美形。一代貴族。ミューリー家は農家だが美形一家で、富豪の妻になったり売れっ子俳優になったりして仕送りしてくるのでそこそこ金がある。
▶ロミージュへの過保護がひどくなってちょっとウザがられた。
キシノ・ジィリマ(26)
幽閉されていた塔の魔術師。大人しい見た目のやべー女。
▶こういうときは早く連絡取りなさいねということで半年間の魔術の使用禁止を言い渡された。その間魔術騎士団預かりとなり、何故か探偵まがいのことをしている。
デオ・シン(27) 本編では名前は出ていない
聴取担当の魔術騎士。ちょっと不憫な男。
▶キシノの監視を押し付けられた。気が付いたら探偵の助手になっていた。
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