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アイ・ブルードとテレパシー

入学二日目俺は、自信に満ち溢れていた、今回こそは、契約できるという自信に。昨日徹夜で考えた契約プランは完璧、街に行き好きな洋服やらアイテムを買ってやる、その後、市場などで遊び最後ブラサンチョコというまいまい棒とついをなす、俺の最強お菓子で契約させてやる。


「なんだか、朝から楽しそうですね」


「あ、イケメン君おはよう、今日とっても良い朝だよね」


「僕は、イケメンくんではありませんよ。アイ・ブルードこれが私の名前ですよ」


ブルードの名前には聞き覚えがあった気がするのだが何なのかが思い出せないでいた。


「王室筆頭召喚士リム・ブルードの息子それがアイ・ブルードです」


「誠にもうしわけない、私は平民出身のゼル・ベルセリオンでごさいます」


俺の心の中は気絶寸前まさか、王家筆頭召喚士の息子なんて、下手したら死刑。もうおしまいだと思っていた。


「顔を上げてください、僕は決して身分の違いでわきまえろと言っているわけじゃないんです。どうやら、ブルードの名前に違和感を、覚えられていたようなので」


「いえ、本当に申し訳ありません、アイ様」


まずいまずいこれは、怒ってるのか怒ってるんだろうなー、俺の学園生活ここで終わりかよ。


「安心せい人間、あやつは、怒ってなどおらんぞ」


その時妖狐の声が聞こえた、どうやらテレパシー的なスキルらしい、人の本当の心が分かるあいつが言うなら、間違いないだろ。


「敬語はいいですよ。呼び捨てで構いませんし」


これは良いのか本当に、言ってよろしいものなのかそう心の中で思うと。


「うじうじするな、大丈夫じゃわ、ああーめんどくさい」


また妖狐によるテレパシーが来た、どうやら大丈夫なようだった。


「じゃあ、改めてよろしく、アイ」


「こちらこそ、よろしくね、ゼルくん」


なんていい王子様なんだろう、いい香りもするし、やさしいし、やっぱり王子様ってすごいな。


「な、妖狐」


「、、、、、、、」


「どうした?」


「別に、それよりまいまい棒一本これで借りは返してもらうぞ」


「ああ、ありがとう」


意外に妖狐も良いやつなんだなと思った。というか俺を、まいまい棒の代わりとはいえ、助けてくれたことに俺は相当びっくりした」





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