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sideアイラ

私はアストレア家の長女アイラ・アストレア、アストレア家がなぜ貴族の立ち位置なのか、それは、七大罪と言われる凶悪な召喚獣そして召喚術師が引き起こした世界崩壊の危機を止めたメンバーの中にアストレア家が含まれていたからである。


そしてその影響もあってか、私達の種族全体は、召喚をとても神聖な物と思い、マスターと一生を共にする覚悟をするようにと教えられている。


「お父様、お母様ついにこの日がやって来ました」


「うむ、お父さんもお母さんも結局呼ばれなかったからな、アイラは、勤めを全うしてくるんだぞ」


「はい」


召喚獣は、20の年を超えると呼び出されなくなる。これは、能力が徐々に落ちていく年齢だからだ。お父様とお母様は、それを超えてしまったので呼ばれることはない、だからこそ私がその分まで頑張らないと。そして召喚が始まる。


「必ずマスターと一緒にまたここに顔をだします、それまで待っていてください」


「ああ、頼んだぞ娘よ」


そして、私は、学校のようなところが前にある大きな広場で目が覚める。


そこには、同年代くらいの男の子そして、妖狐いや、仙狐の女の子がいた。どうやら私のマスターとその召喚獣の子らしい。私はいわゆる箱入り娘だったのであまり他の子との接触はなかった。でもコミニケーション能力を高める特訓はしてきた。そしてマスターから手が出される、返さなければ。


「、、、、、、、、」


どおしてなーの、手が出ないそして、どうしようマスターがとってもかっこいい、緊張してきた、心臓の音もどんどん大きくなる。無理だ。マスターは、私に申し訳なさそうに謝り後ずさった。私が悪いのに。本当は触れたいし話もしたいのに。


そして次に召喚獣の子が話しかけてきた。こちらも緊張して何も話せない。でも、二人の名前は知れたし別にいいよね。その後は、マスターがそのまま連れて行く訳にはいかないというので子犬化した。さっきは、触れられなかったけど今ならいける。私はずっとマスターの肩に乗り続けた。


ゼル様達は、今学年選抜戦という大会に向けて修行をしているらしい。なので今からアイという奴の家に行くのだが。何故かこいつからは、雌の匂いがする。守らなければ、その為にもまずは、早く契約しないと。


その夜ゼル様と鈴蘭に初めて話しかけることができた。これはとても嬉しい。まず鈴蘭はとってもいい子だまいまい棒と言われる極上に美味しいものの話そしてゼル様に対しての話ゼル様の前ではよく悪態ついていたりしていたが本当はマスターのことが大好きなようだった、ゼル様は、最初に無視をするなどという不届きな私を怒らずそれからも話しかけてくれた。なんとお優しいお方なのだろう、流石私のマスターである。これは鈴蘭ちゃんが好きになる理由も分かる。ちなみに私も今はマスターに対して何を捧げても良いと思っている。


先程マスターがノックをしてきたときは、危なかった、私は契約ができた嬉しさでハッスルしてしまっていた。もしかしたら聞かれてたのかもと思うと顔から火が出てきそうである。でもそれは杞憂に終わるどうやら気づいてないようだ。


その夜私は溢れるマスターへの愛が我慢できなくなる。ということでこっそりマスターの部屋に来てしまった。でも、私は、別にマスターの無事を確認しに来ただけだ、そしてもしかしたらこれから敵が襲ってくるかもしれないだからこそマスターの部屋にマスターが起きる直前までいよう。どうやら、マスターの特訓は5時からだから、4時には起きようそう誓いマスターのベットの中に入る。何もおかしくない、マスターを近くで守る為の最善手である。


マスターが汗をかいていたこれは、舐めて取ってあげなければ、汗をかいていると寝苦しいですから。もしかして私がくっついてるから、いや、でも近くで守らないとと思い身体を擦り付ける。


「はあ、マスターの匂い」


私は、このマスターの匂いたまらなく好きになってしまった。


「マスターの顔かわいい」


マスターが寝返りを打ったそしてマスターの顔が前に来てしまった。至福の瞬間である。そしてある部分を舐めてないのに気づいた。そして私は、口を舐めるこれはマスターへの親愛の証だ。


「マスターおやすみ」


そして次の日ゼル様は、身体がへだべたすると言った。まずいまずい舐めた後で身体を拭いて差し上げなければ、マスターの不快感をちゃんと無くしてあげないとね。


この時アイラは気づいていない。別に汗を舐めとるのではなく最初から拭いてあげればいいこと、そして単に自分が舐めたいだけであることに。


「ゼル様おはようございます」


「うん、おはよう」


そしてこれがアイラのルーティーンとなった。











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