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以外に危険な召喚獣?

「とりあえず、鈴蘭を呼んでもいいかな」


「はい、もう心の準備はできたので大丈夫ですよ、ですがあまり人混みとかは、いけないのでよろしくです」


俺は、人狼に待ってもらい鈴蘭に人狼が話せるようになったことを伝える。


「恥ずかしかったから喋れなかったとな」


「うん」


「何か、先輩としては心配じゃの」


「まあ、悪い奴じゃ無さそうだしな」


俺は鈴蘭を一緒に連れて部屋に戻る、そしてついに部屋の前まで来てドアノブに手をかけようとした時、部屋の中から変な音がした。


「ハア、ハア、これがゼル様の香りああ、ずっと嗅いでいたい」


その時俺と鈴蘭は、目を見合わせる。


「おい鈴蘭こっそり開けてみていいか」


「うむ」


そして俺はゆっくりとドアを開ける。そこには全身をベットの上に擦りつける人狼がいた。


「やっと私にもマスターが、うふふふふ」


「おい鈴蘭どうゆうことだ、最初のクールな印象は、どこえやらというぐらいの、危ない子になっているぞ」


「あー、ゼルに人狼という種族について教えるぞ、あやつらは、かなり召喚獣になるということを神聖な物としておる、我とは違い望んで契約したがるのじゃ、だからマスターへの愛も相当なものとなる。それがあれじゃな」


「みんな人狼ってあんな感じかよ」


「いや、流石にあってまもなくだし、あれはないじゃろ、多分相当お主のことを気に入っとるぞ」


「とりあえず気づかないふりして開けるからな」


「分かっとる我も普通に接するから大丈夫じゃ」


そして、俺らは扉をノックする、そうすると、部屋の中からかなり慌てたような、ドタドタとした音が聴こえてきてそれがおさまると、落ち着いた声でどうぞという声が聞こえた。


「先程は、あまり話すことができなかったのでまずは、私の名前は、アイラ・アストレアです。アイラとお呼びください」


「おう、よろしくアイラ」


「よろしくなのじゃアイラ、我のことも鈴蘭と呼んでくれ」


「ちょっと気になったんだが、アイラには名字があるんだな」


「私は、少々格の高い家の生まれですので、まあ、別にあっても無くてもあまり変わりませんよ」


「そうか」


自分が位が高いからといって、そこまでそれを鼻にかけないし鈴蘭とも仲良く話してるし、いい子なんだけどな。


「この地にはな、とっても美味しいお菓子があるんじゃよ、その名もまいまい棒じゃよ」


「へぇそんなんですか、とっても食べたいですね」


「今度分けてやるぞ楽しみにしとれ」


「はい」


「ゼル様あの契約なのですが私は、すぐにでもして良いと考えているのですが」


「おお、それはとっても嬉しいな」


「む、なんか嬉しそうじゃないですね」


「いや、そんなことはないぞ、まあ、いきなりあったのにそっちこそ良いのかと思ってさ、あとゼルって呼び捨てでいいから」


「いえ、マスターであるゼル様を呼び捨てなんてできませんよ」


「あと、ですね私でもマスターが嫌だったら、契約なんかしません。ですが、ゼル様は、お優しそうです、なおかつ顔もとても私のタイプでして」


「そうか」


なんかとても嬉しい。顔が好みとか生まれてこの方言われたことなかったし。


「なんじゃデレデレしおって」


「いや、そんなことねえよ、アイラそれなら俺も今すぐ契約したいが良いか」


「はい、もちろん」


「早速だが、俺らは、今学年選抜戦に向けて修行をしているんだ、だからアイの召喚獣のドーラに修行をつけてもらはないか」


「あの、ドラゴンさんにですか」


「やっぱり、さっき会ったばかりのやつとはきついか」


「いいえ、2回目なら大丈夫な気がします、私も力を早くつけたいですし」


「良かった、じゃあ鈴蘭話を通しておいてくれ」


「了解なのじゃ、ではいくぞアイラ」


「はい、鈴蘭」


随分打ち解けてらようで良かった。そうして去っていった鈴蘭たちを見送り俺もアイの元へ向かう。


「へえ、今の話によれば結構2つ目の召喚獣と仲良く行ってるみたいだね」


「まあな」


「でも、この7日間の間は、契約解除もあるから気をつけなよ、人狼は結構恥ずかしがり屋らしいしね」


「分かってる、気をつけるよ」


夜の自主練を終えた俺は、すぐさま眠りについてしまった。


そして朝を迎えた俺だったが、何故か身体がベトベトする気がした。




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