表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

言葉を重ねるしかないんだ(一日一詩(あくまで目標)

祈る日に

あの過ちを忘れないとか言うそんな日に

すべてを許そうとするほど両手が痛む


平和と平等を求めて

ゆるやかに僕たちは滅んでいる


仲良く手をつないで選ぶ自由は

ひとりで大空を羽ばたくものを許さない


テストの点で言うならさ

100点より60点が優秀なのさ

大多数のみんなに共感を得られるのだから



やあ君

そこからの眺めはどうだい



あの過ちを忘れない 忘れないよ

そんなふうに封じるんだ

人間は忘れてしまう生き物だってこと


忘れることこそが極めて重要な脳の機能だってこと


だからね

きっとここから生き残る綺麗な人類は

きっとものすごく綺麗


何もかも忘れてしまって上澄みだけの

ラベルによいことばかり書き付けた空っぽの箱さ


殺しあう能力は淘汰され

ギラギラした欲望なんて誰も持たず


枯渇を受け入れ生殖もやめるだろう

ゆるやかに僕たちは滅んでいる


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ