第6話
ひげから一言。
ここまでお読みいただいた危篤な方々にまずは感謝致します。
文章など、小学生の読書感想文(書き切っていない)
か、同じ時期に書いたラブレター(気持ち悪い目で見られる効果つき)しかない語彙も纏まりも無い拙い処か読みにくい文章ですが、頭に浮かぶ情景や、パクりと言われても否定出来ない物ですが、自己満足で、後で読み返す楽しみの為にもうしばらくお付き合い下さい。
なお、先程も申し上げましたが、語彙処か学も無いため、描写も苦手なので、こういう文章にしたら伝わるよ?とか、様々な事を教えて頂けたら幸いです。
では引き続き本編?に向かいまするm(._.)m
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嗚呼、翼を下さい。
無くなった背中を意識する。
ふと、明るくなりつつある方向を見る。
黒から徐々に青みを帯びてくる空。
瞬く小さな光が自分達を主張するかの様に光る。
遥か向こうに見える山々の合間から強い光が上がり始め、雲を紅く染める。
いつの間にか森を抜け、草も少なく、小さな石が無数に転がる。
右手を見る、左を見る。
ハルシも同じ様に同じ方向を見ていた。
兎?は何故か頭の上で丸くなっているのだが、、、
何故か落ちる事がない。
ふと、気付く。
何故、自分に知識?があるのか。
確か白い場所で意識が芽生え?まだ数日しか経っていない。
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眼前に何かが浮かぶが、情報として見る事が出来ない。
色々とやれば、何か出来る事が増えるのだろうが、、、
少し落ち着きたいので、やめた。
とにかく人に会えば何かわかるかも。
漠然としていて、根拠など何もないが、とりあえず人を探す事にしよう。
「ハルシ、人ってわかるか?」
顎に右手の人差し指をつけ、少し首を右に傾げる。
何故か視線は左斜め上を向く。
何故だろう。あのモミあげ?引っ張ったら、何かが起こるスイッチの様に感じるのは?
「わからない」
そりゃそーだ。
ハルシの方が自分より若い。
多分、言うなれば兎が一番年上だろうか。
「とりあえず何かしらの情報が欲しい。何か思いついたら教えてね。」
ぷぅ。と頬を膨らませ明後日の方を向くハルシ。
何か気に入らなかったのか聞いてみると、
名前を呼ばなかった事がダメだったようだ。
「ハルシ」
ぐりん!そんな音がしそうな勢いでこちらを振り向き、
、、膝と胸がつくような姿勢で首を押さえるハルシ
あぁ、あんな勢いで振り向けば首、おかしくなるよね、、、
「うずくまる」漢字変換出来ないのは何故だ!
と、何処からか悲痛な、叫びが頭の中で響く。
他の読み方で探せば良いのにとか言うのは無しだ。
兎が、突然足元に降りた。
危うく踏む所だったので、避けたのだが、足首を捻り、盛大に転ぶ。
首を押さえるハルシ、転んだ拍子に頭をぶつけ、頭を抱える私。
それをジッと見つめる兎の目が哀れみを帯びている事は想像に難くないので、見ない様にした。
目に涙を浮かべたままだが立ち上がると、兎が先に進んでいて、こちらを見ている。
兎に並ぶとまた兎が先に進む。
何故か先導してくれている様に見えるので、ついて歩く。
あまり背の高くない一本の木と、ほんの数歩先には綺麗な水場。
最初に見た景色は秋口のはずだが、何故か水場には色とりどりの小さな花と、蝶の様な生き物。
良く見ると、、、
羽の真ん中は虫ではなく、小さな人だった。
「お邪魔します。」
「ほんとよ?空気読んでよね!」
「わかっててやるなんて、頭倦んでるの!」
口悪いなぁ、、、
ハルシが震えている。
怯えではない!目が血走っている。
「ハァルーちゃん♪」
シュピ!右手をまっすぐに指先をピッと伸ばし突き上げる
「はい!」
何のコントだ?
蝶の人達はクスクス笑いながら、近付いて来た。
「なぁんだ、悪い[もの]ではないみたいね」
[もの]?人でも者でもない。
「(乾)あはは、ここは君達の住まいなのかな?」
「うん」
ニコッと微笑む仕種は良いのだが、、、
羽と大きさを除けば、女性。
この世界に洋服と言う概念はないのか?
「ゴメンね、君達、服とか着ないの?」
「貴方はだぁれ?」
、、、ジッ
ハルシを見る
口をすぼめ、ふぅふぅしているが、ひょっとして口笛か?
「ハルシ、私の名前を決めてくれないか?」
!!!!目を見開き、、、
と、言うか、目が飛び出しそうなほど、見開いた目は血走っている。
「い、、、い、、の?」
「うん、私に名前を付けてくれないと、、、呪われるよ?」
ハルシの顔から血の気が引いていく、徐々に青ざめていき、白く、そして、、、
何故かハルシが透けていき、その後ろの景色がぼんやりと見える。
「!とっ、とりあえず、名前を付ける意思があれば呪われないから!」
慌てて言う私が滑稽だったのか、蝶の人達はお腹を抱えながら地面をバンバン叩いている。