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妖御伽譚 上  作者: 鮎弓千景
春の季節
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楿家分家3

 膝の上に乗っている狐さんは、ピクピクと耳を動かしている。時折、ハタハタとシッポを振ってはまるで猫のように丸くなる。


 綺麗な白いまでの毛並み。隅から隅まで手入れが行き届いているのが分かった。


 ゆっくり手を伸ばして、優しくその白を撫でる。

 撫でる度に気持ち良さそうに膝の上の白が身を捩って、すり寄ってきた。


 モフモフ、フワフワして心地よい。思わず口元に笑みが浮かぶ。


 桜が咲き誇る日本庭園がある楿家分家の縁側では白と茶色が仲良くうたた寝していた。

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