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伝説のプロローグ

えーー初めまして、AKTDと申します。

今回、初投稿となりますので、至らない点も多数あるとおもいますが、ぜひとも暖かい目で見て下さると、とても嬉しく思います。

出来れば、今後のためにもアドバイス等ありましたら、どうぞよろしくお願いします。

それでは、ごゆるりとお楽しみください。

 この物語の時代は西暦2204年から始まる。

 この時代では石油や石炭などのあらゆる資源が枯渇していて、人間はその残り少ない資源を求めて、戦争を繰り返している。

 そして今は第4次世界大戦中であり、どこの国も少ない資源を有効活用するためにある兵器を主力としている。

 ある兵器とは、人型兵器である。

 高さ約20メートルほどの巨大な兵器だ。

 しかしこの人型兵器の性能はとても低い、装甲は戦車のほうが厚いし機動力も装甲車とあまり変わりは無い、使える武装もバランスが悪いからあまり高火力の物は使えない、などデータ上では、予算の無駄だと、どこの国もそう言って実用化はしていなかった、しかし、それはある時を境に一転する。

 第3次世界大戦の時に、人型兵器を使用した唯一の国があった、そう日本だ。

 当初、それをどこの国も脅威とは感じていなかった、むしろ日本は愚かな国だと世界は日本を笑い物にしていた、だがその余裕は1週間と持ちはしなかった、人型兵器適正SSの人物がたった1機でロシアに行き、たった1機で敵部隊を壊滅にまで追いやった結果、ロシアは自分達の国ごと核を使って焼き去り、その人物は亡くなった。

 その人物は後にこう呼ばれる「絢爛舞踏」死を招く舞踏とも呼ばれたりした。

 そしてロシア兵の中で運良く生き残ったものはこう言っていた。

 「アレは、ひっ人では無い、ばっばば化け物だ!、あれは当たり前のように人を殺す、俺達が息を吸うのが当たり前なように、アイツは息をするように人を殺す・・・しかもやつはただの1度も戦ってなどいなかった・・・踊ってやがったんだ!ただ舞っていた・・・それだけでどんどん人が死んでいき、部隊は壊滅した」

 このロシア兵はこのような謎の言葉を残した次の日に自殺した。

 世界は驚いた。

「ロシアは1,2を争う強国だぞ!何故極東の島国に・・・しかもたった1機にやられた!」

「それが分かったら苦労はしない!今分かるのは日本を今までのように無視できなくなったということだ!!」

「日本は直ちに潰しておくのが懸命でしょうね」

「そうと決まればわが国はすぐに日本を攻める、人型兵器がなんだ!圧倒的質量で踏み潰してくれるわぁ」

 そう言ったのは中国代表だ。

「ふむ・・・私も中国代表に賛成いたしましょう」

「私もだ」

「私もだ」

 と口々に手が上がって行く。

「それでは、10日後の明朝3時に侵攻を開始いたしましょう」

 その意見に、どこの国も反対はしなかった。

 しかしそれから数日後、その考えは甘かったと、世界が痛感する。

 世界各国の主要都市に人型兵器が攻撃を仕掛けたのだ。

 「絢爛舞踏」のような強さを持つものは現れなかったが、世界に送られた者達はほぼ全員が、人型兵器適正がAまたはSの者である。

 しかし、現存する兵器がまともに通用するわけも無く、世界は瞬く間に壊滅させられ、第3次世界大戦は幕を閉じた。

 そして時は流れ、今は第4次世界大戦中である。

 あれからどこの国も破壊した僅かな、人型兵器を解析し、今ではどの国も人型兵器を使用している、しかしその性能は所詮第3次世界大戦中のものだ、日本はそれを凌駕するようなものをとうに作り出している。

 その技術力を脅威に感じ、日本と同盟を組んだ国は行くつかある。



 そして、その日本に、とある少年がいた、少年に名は無い、少年は心に深い傷を負い、人型兵器のパイロットとなった。

 彼は、愛する者を中国の特殊部隊に連れ去られ、中国は人質を使い日本と交渉した、その内容は簡単なものだ。

「人型兵器の全データと、機体のサンプルをよこせ」

 しかし、当たり前の如く日本はそれを断り、人質を見捨てた。

 だからと言って、少年は日本政府を恨んだりはしなかった、しょうがないことだ、そんな兵器のデータをたかが数十人の人質で渡すことはどこの国もしないだろう。

 そういったことから少年はパイロットとなった、しかし適正はA、よくも悪くも無いといったところだ、だが少年は愛する者を殺されたことの怨みを中国を滅ぼすことで晴らそうとしている、少年は複襲をしても、愛するものは喜ばないと理解はしている、しかし理解していても体が止まらない、頭では何の解決にもならない、新たな憎しみを増やすだけだと分かっている、だが人間は理屈だけで物事を決められるほど優れてはいない。

 これはそんな少年の、悲しい・・悲しい・・・・物語。


えーー大1話をお読み下さり、真にありがとうございます。

それとここに物語の細かい説明を少し。

人型兵器はこの物語では戦車と呼ばれています(現存していた戦車は旧型戦車と呼ばれている)

何を動力として動いているかは秘密で、国のお偉いさん方しか知りません、まぁエネルギーが尽きることは無いと思って下さい。

適正はC,B,A,S,SSの5段階です。

主人公の名前は途中で出ます(結構後のほう)

ヒロインも後のほうで、出てきますが、あまり期待しないように、あくまで主人公の複襲劇です。

他の設定などは順次出していきます。

それでは

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