表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/14

普遍なる世界

駄文な上に中途ですが、感想書いてくださると嬉しいです。やる気になります。

 人の強欲はとどまることを知らず。怠惰も嫉妬も七つの大罪は未だ一つも淘汰されてはいなかった。そう、そこに機械仕掛けの妖精が現れたところでなにも変わることはなかったのだ。


 その機械仕掛けの肉体を器用に操り、その妖精は黄金の髪を揺らし飛翔する。

獲物を見定めロック・オン、「マスター、捕獲っ!!」合図とともにスパイダーネットが、打ち出され、獲物を絡め取る。


「やったよ、マスター」褒めて褒めてと言わんばかりに、背中の飛行ユニットを揺らしながら、青年の周りを文字通り飛び跳ねる。


「え、えーとキャスティ、燃料の無駄遣いはやめようね。貧乏だし、うち」いささかくたびれたような、無精ひげの青年が、なるべくカドをたてないようにと言い募るが、


「……」案の条、褒められるとばかり思っていた少女は、ゆっくりと青年の肩に降り立つと「マスター、髭剃ってください」「いや、あのキャスティ?」「猫背で歩かないで」「だからね、キャスティ」「お金が底をつく前に、仕事の選択肢があるうちに、仕事してください」「キャ、キャスティさん?」「だいたいあたしの燃料代って微々たるものだし、マスターが腹減った、死ぬとかいうから、この仕事引き受けたんですよ、私の本当の使用目的知ってますか、マスター」


「ええと、すいません、キャスティさん、僕が悪かったです」

「わかってくれればいいんです。まずは、髭を剃るところから始めましょう」

「え、え~」


と、路地裏で漫才を繰り広げる。少女の名はキャスティ、この世界に現出する術を手に入れた。妖精の一人だ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ