0003 どちらも選ぶという選択
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日本マヤのエッセイ「日本マヤのヤマ本日」&「処女使い~俺の回復魔法は18歳未満の処女にしか効果がない~」も連載中。
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「それではめくってみますね」
彼女が一枚目のカードに触れ、めくろうとした瞬間――。
『ピキッ!』
何やら嫌な予感がした。
今まで、失敗ばかりの人生だったが、毎回、予兆はあった。
それが、今、この瞬間に訪れている。カードをめくらせてはならない。
「まっ――」
体が動かない。
声もそれ以上発することができない。
彼女は一枚目のカードをめくった。
『米』
「漢魔法は魔道士の漢字の解釈や連想で可能性が広がるんですけど――」
彼女は動けない俺に顔を近付け、目を合わせる。
「どんな可能性を引き出してくれますか?」
何かが吸い取られるような気がした。
「『食べ物に困らない』『米を作ってスローライフ』『アメリカ、銃、核』最後のはさすがに強引ですかねえ」
俺の心を読んだ…?
この展開はヤバイ。
とにかく、危険だ。
「二枚目にいってみましょう」
そして、彼女は二枚目のカードをめくる。
『異』
再び、顔を近付け俺の目をのぞき込む。
さっきと同じく吸い取られる感じが俺を襲う。
「『異世界の異』『違うものに変える力』『自分とは別のもの』なかなかいい感じです」
彼女はにっこり微笑む。
「ですが――」
だが、すぐに残念そうな顔に変わる。
「どちらか片方だけならよかったんですけどねえ」
いや、今からでも片方だけに変更で構わない。
声は出なかった。
「どちらも選ぶというのが願いなら仕方ありませんよねえ」
話を聞く気はないようだ。
「米異魔道士とか、異米魔道士というわけにはいきません。漢字一文字しばりですので」
なら、最初からそう言えよ。
「なので『糞魔道士』になります」
糞魔道士?
その設定、ゲームでも漫画でもアニメでも使えないだろ。
「というわけで異世界転移です」
体が光に包まれていく。
糞魔道士で異世界転移?
最悪以外の何ものでもない。
読んでくれた方、ありがとうございます。
実は、掲載時(2026年1月15日15時00分)の段階で主人公の「本名」がわかるようになってます。
あたっても何も賞品はありませんが…。
本当に本当に暇な方はお付き合いください。




