図書室。 鳶がまわる。 作者: caem 掲載日:2025/09/19 ふと 見上げてみたら ぐるぐるとまわっていた 都会の真ん中で たった一羽の鳶が はるかたかくに よほど気持ちよかったのだろうか 長い間翔んでいた 空の具合は知らないけど 雲は陰りを見せていたけど 風に任せて ぐるぐると 羽ばたきもせず 旋回して 地上の人混みなんて気にせず それが羨ましくていた あんなふうに 自由気ままに 翔べたらいいのになあ ばたばたせずに ぐるぐるまわる 鳶になりたいなあ それはそれで いそがしいのかもな 慌ただしいのかもな