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9月4日

就職を扱った漫画で、日本が失敗することを恐れる理由として「腹切り、切腹」の文化があるからだと解説していた。

責任を取るために死んで詫びる、つまり一度失敗すれば後がないのが基本。

失敗した後の再チャレンジのシステム、そういう文化や精神がない。

比較対象としてアメリカだと失敗してからの再出発が基本で、だから何度でもチャレンジするタフさがあるとのこと。

一概には言えないが、自分にも当てはまることがあるなと感じた。

就職の面接で、何度も失敗しては「もうだめだ」と落ち込んだ時期があったなと。


世の中が何か失敗した人を執拗に叩くのを見て「なんでそこまで? 放っておけばいいじゃん」と思ったことがあるが、こういう考えも背景にあるかもしれない。

「失敗したのに責任取らないなんてとんでもない」「失敗したことのある人間なんて許せるわけがない」そんな思想が、実際の姿を無視してはびこっているかもしれない。

やっている側は無自覚だろうが、「失敗を責めることは正しいこと、良いこと、積極的にすべきこと」という深層心理が働いているかもしれない。


確かに世の中にこんな考えが支配していたら、うかつなチャレンジできないな。

実際失敗から這い上がってきた成功者も何人もいるが、復活までの道のりは並大抵じゃないのはわかりきっている。

ただでさえ自分が評価されるために、自分をよくするんじゃなくて、他人の足を引っ張る人間が多いのに。



小さなミスを繰り返すけどすぐに挽回して、いざというときは問題なしという人間と、普段は完璧だけど一度ミスするととんでもない大きな失敗につなげてしまう人間とでは、前者の方がありがたいが、普段の評価から、後者を選んでしまうことも多いだろうな。



全然違うと思うんだが、なろうで失敗しないでなんでもかんでも都合よくいくお話が流行っているのもこれが背景の一つかもな。

前世は失敗してブラック企業(ただし這い上がる、環境を変えるという発想がない)で、来世は一切のミスをしない、周りが勝手にミスして自滅する(失敗から学んで再チャレンジ、という思想が見られない)展開だけど。

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