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戦乙女の帰還  作者: 鷺草
乙女の再出発
34/44

元気娘は御伽話の主人公を観察する 参


少しずつ増えてくブックマークや評価に、ニマニマしながら書いていってる今日この頃です。

皆様ありがとうございます(*´ω`*)


さて今更ながら、この世界は、圧倒的ツッコミ不足です。

きっと画面の向こうで、皆様が何処かしらにツッコミを入れてくれてると信じています。





ようやく、みちたりにある部屋へや以外いがいの、すべての部屋へやのアリさん退治たいじわりました。


ねぇねとフロイトさんペアの合計(ごーけい)一三八匹ひゃくさんじゅーはっぴき、シェスたち合計(ごーけい)一四二匹ひゃくよんじゅーにひき。シェスたち勝利(しょーり)です。

さらに討伐時間(とーばつじかん)も、シェスたち(ほー)はやかったので、完全勝利(かんぜんしょーり)なのです。キリッ。


「そ、そんな馬鹿な……!」

「討伐数は仕方ないだろう。奴ら、持ち場にしている部屋から出なかったしな」

「しかもアンナさん、いちげきで アリさんを やっつけるんですよー。すごいすごい」

(やっぱゴリラだ……)


いまは、ねぇねたち担当(たんとー)していた最後さいご部屋へやのミツをあつめながら、全部ぜんぶ触角しょっかくひとまとめにしています。


ねぇねたちのとシェスたちぶんは、あわせて二八〇匹にひゃくはちじゅっぴき

でも、ねぇねが六本ろっぽん燃やしたから、あつまったのは二七四本にひゃくななじゅーよんほん触角しょっかくでした。

これに最初さいしょ部屋へやぶんわせて、これまでで二九九本にひゃくきゅーじゅうきゅーほん成果せいかです。うじゃうじゃなのです……。


最後さいご部屋へやにもアリさんはいるハズなので、シェスたち触角しょっかくのおかえりは、三〇〇(さんびゃく)えが確定(かくてー)です。

……ねぇねが全部ぜんぶやさなければですけど。

ちなみにアリさんの女王(じょおー)さまは、「襟巻えりまき」という、かおムネあいだ女王(じょおー)さまにだけあるフワフワを、討伐(とーばつ)あかしってかえります。


「終わったぞ」


ミツをれたツボは、みっつめに突入(とつにゅー)しています。

みちると、アンナさんが部屋へやをふさいでくれます。

アリさんのはスゴいので、ほっとくとべつ魔獣(マジュー)いえにされるのです。


「さぁ!最後の部屋では討伐数が二倍の、ボーナスステージよ!!」

「むぅー。ねぇねズルいのですー!」

「……ならば、そちらの圧勝だな」


……んん?

なんでシェスたちじゃなくて、ねぇねたち圧勝(あっしょー)なんでしょー?

でも、そのナゾにこたえてくれたのは、アンナさんじゃなかったのです。


ギュィィィッッ!!!!


こえてきたのは、ガラスをひっかいたとき(よー)おとでした。ぞぞー……っとしたのです。


「な、何なのよ!?」

「何かが、オレの壁に攻撃して来やがった!」


フロイトさんが、入口いりぐち(ほー)ながらさけんだのです。

入口いりぐちは、アンナさんの提案(てーあん)で、フロイトさんの守護魔法(しゅごまほー)でふさいでます。

もうべつ魔獣(マジュー)が、おうち下見したみにきたんでしょーか?


……にしても、頑張がんばりすぎです。

さっきから、キィーキィーってうるさいのです!


「どうする!?多分、三分も保たないぞ!」

「そのまえに、シェスのみみが しぬのですー!」

「二十秒もあれば問題ない」


キィーキィーうるさいなかで、アンナさんだけわらってます。


「私が行く。ロイとフランメは、このまま女王蟻を頼む。シェスターは……来るか?」

「とーぜんです。シェスが おーえんして あげます」


どーやらシェスは、アンナさんにれてってもらえるみたいです。

べつに、アンナさんを「つれてけー……」ってにらんでた結果けっかじゃないのです。


「待ちなさい!行くなら私が……」

「焼肉にしないと誓えるなら、代わっても良い」

「アンナ、任せたわよ!ケチョンケチョンにやっておしまいっ!!」


ねぇねが、アンナさんにゴーサインをしました。

これで、ねぇねとフロイトさんがアリさんの女王(じょおー)討伐(とーばつ)、シェス達が入口いりぐちのキィーキィーの解消(かいしょー)担当(たんとー)することでまりです。


「ロイ」

「何だ?入口の壁ならまだちゃんと……」

「女王の襟巻きだけは死守で頼む」

「そこかよ……当然だろ。オマエも、ヘマすんなよ」

「大丈夫だ。私だって、挽き肉にされたくはないからな」

「オマエやっぱ意味分かんねー……」


アンナさんは、ちゃんとシェスのはなしおぼえてたみたいです。

カッコつけて「私が行く」ってったのです。

「負けました」なんて結果けっかだったら、シェスのポンポンがだまってないのです。


「それじゃあ、今から二十秒後に守護魔法の解除を頼む。シェスター、行くぞ」

「おー」


アンナさんはそれだけうと、入口いりぐちはしっていきます。


「あー、アレは……」


シェスもつづこーとしたら、フロイトさんのこえがしたのです。


「どうしたんですかー?」

「いや、アイツの顔が……」

「……かお?」


シェスには普通(フツー)のアンナさんのかおえたけど、なにかついてたんでしょーか?


「昔、オレを笑顔でボッコボコにしてくれた時と同じだなーって……」


フロイトさんは、ちょっとんでます。

いったいどんな幼少期(よーしょーき)を、アンナさんとフロイトさんはごしてたんでしょー……?


◇◆◇


フロイトさんとおはなししたぶん、アンナさんにおくれをとってしまいました。

すこまえに、キィーキィーのおとまっています。

なんとかシェスのみみは、のこりました。ほっ。


そとると、かたむいたおさまがまぶしーです。

それに――


グエェェェェェ!!


――せっかくキィーキィーわなくなったのに、今度こんどはヘンなごえがうるさいのです!


アンナさんはすでに、グエーの魔獣(マジュー)きあっています。

魔獣(マジュー)はアンナさん二人ふたりぶんくらいの(おー)きさで、全身ぜんしんがうすい茶色ちゃいろをしたでモッコモコです。

ツメとキバがかったら、可愛かわいかったのに……。

……あ、もグワッてしてるし、やっぱり可愛かわいくないのです。


「――ビーネン蟻の蜜に、シャーフベーアの素材。今日はツイてるな。」


アンナさんは、グエーの魔獣(マジュー)――シャーフベーアを見上みあげながらいます。


シャーフベーアはアンナさんめがけて、するどいツメをろします。

ドォーン!とハデなおとがして、けむりもモクモクですが、もうそこにアンナさんはいません。


アンナさんはシャーフベーアのうしろで、空間魔法(くーかんまほー)にモコモコなものをしまっています。

けむりれると、シャーフベーアの左のわきばらがハゲてます。

ツメをけるついでに、アンナさんがったみたいです。


「歓迎するよ。貴様は今夜のご馳走だ――。」


シャーフベーアにけんけながら、アンナさんは今日(きょー)一番いちばん笑顔えがおをしてます。


べるのはーですけど、ちゃんとシェスたちぶんは、べつでとっておいてほしーのです……。





これにてシェスターはターンエンドです。長かった…。

次回からは、再びアンナちゃんのターンをお楽しみ下さい。


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