表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦乙女の帰還  作者: 鷺草
乙女の再出発
33/44

元気娘は御伽話の主人公を観察する 弐


今更ながら、シェスターは自分の事をシェスと呼びます。


「面倒臭さに気を取られ、前回書き忘れたんだな?」


うん…(´-ω-`)





――コレです!コレなのです、シェスがたかったのは!!


できたツボのなかにミツをれたあと、つぎからは二手ふたてわかれてお仕事しごとすることになりました。

シェスはアンナさんとのペアなのです。


二人ふたりになると、さすがにアンナさんもけんきました。

フロイトさんよりも(おー)きなけんを、アンナさんは片手かたてって、部屋へやへとはいっていきます。


「――一匹目」


二、三歩(に、さんぽ)おくれただけなのに、シェスが部屋へやはいると、アンナさんはもうアリさんのアゴにけんんでいました。

けんをそのままうえはらうのといっしょに、アンナさんもジャンプします。


「二匹目」


うえからアンナさんがけんると、そのさきにいたアリさんが(ムネ)からぷたつに。

アレはかぜ魔法(まほー)ですね。


「三、四、五匹目」


アンナさんが着地ちゃくちしたところのちかくにいた、アリさんたちくびがサヨーナラ。

あっというなのです。さすが主人公(しゅじんこー)

こっちにもアリさんがたので、シェスも頑張がんばろーとおもったのに――。


「六匹目」


……なんででしょー?

アンナさんはシェスをだっこして、よこにジャンプしてるのです。


「アンナマリア様は敵を前にしている時、常に微笑んでいらっしゃいますの。それはもう、美しくて美しくて――!」


ちかくでると、ホントにノーネさまのおはなし(どー)り、アンナさんのおくちはしっこが、ちょっとがっていました。


でもなんで、さっきのが六匹目ろっぴきめだったんでしょー?

さっきのアリさんをてみると、おしりはりに、べつのアリさんのおかおさってます。うへぇ……。


アンナさんはほとんど一撃いちげきで、アリさんたちをやっつけていきます。

シェスの出番でばんはなかったので、たおしたアリさんのかずかぞえるのと、触角集しょっかくあつめのかかりになりました。

もちろん、ちゃんと応援(おーえん)もしてます。

シェスはデキルおんななのです。キリッ。


◇◆◇


「――しかし、分からんな」

「なにがですかー?」


二部屋目ふたへやめわって、ねぇねたちとタグでおはなししたあと、ミツをあつめながらアンナさんがつぶやきました。


「なぜ貴女達姉妹は、それほど私を気にする?」

「ふっふっふー。よくぞ きーて くれたのです」

「……どこかで聞いた様な台詞だな」


むむ。シェスの完全かんぜんオリジナルのセリフを、すでに(きー)たことがあるなんて。

アンナさんは予知能力(よちのーりょく)もあるんでしょーか。


たしかにアンナさんを意識いしきはしてますけど、それは物語ものがたり主人公(しゅじんこー)だからってだけじゃないのです。


シェスとねぇねのあこがれは、ノーネさまです。


ノーネさま綺麗(キレー)やさしくて、教会きょうかいらすみんなの人気者にんきものなのです。

それだけじゃなく、どれだけ(ちー)さくても、ケガをすれば治してくれるし、「アンナマリアさま成分(せーぶん)」がりなくなったら、傭兵(よーへい)さんとしてはたらいて、教会きょうかいらしでは貴重(きちょー)なお(ニク)をとってきてくれます。

「アンナマリアさま成分(せーぶん)」がなにかはからないけど、シェスたちもノーネさま見習みならって、ときどきおニクをおとどけしてるのです。


そんな綺麗(キレー)つよくてやさしいノーネさまが認める、綺麗(キレー)つよくてやさしいアンナマリアさま――。


「――アンナさんは、グナーデのおやま くらい、たかくておーきい そんざいじゃないと こまるのです」

「それはまた壮大な……」


シェスたちにとっても、ノーネさま壮大(そーだい)なおかたです。

そのノーネさまが、自分じぶんよりもスゴいとってるのです。

ショボかったら、シェスのパンチをお見舞みまいしてやります。


「まぁ、ご期待に添えるよう最善は尽くそう」

「シェスだけじゃなくて、ノーネさまをガッカリさせたら、しょーちしないのです」


シュシュッとパンチのポーズをしていたら、アンナさんはシェスのあたまをポンポンして、部屋へやからていきました。

そのとき、ちょっとわらってるのがえたのです。

シェスは本気(ホンキ)なのに。むむぅー…。





コレも今更かもですが、ノーネさんはちょっと性格に難ありな方です。

多分、三章中にはご本人も登場しますが、いつになるやら…。


なんたって、シェスターのターンがまだ続くのですから…!((ガクブル))

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ