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戦乙女の帰還  作者: 鷺草
乙女の再出発
32/44

元気娘は御伽話の主人公を観察する 壱


全部ひらがなカタカナだと見にくかったので、漢字にふりがな振って、彼女っぽさをアピールしております。


そりゃぁもう、面倒臭いの何のって…(´Д`)





(おー)きな(クマ)のニャンニャン」、「マッチョかい淑女しゅくじょ」、「青頭巾あおずきんちゃう?」――。

――このくに大人気だいにんき絵本えほん名前なまえなのです。

教会きょうかいにも、いろんなおとぎばなし絵本えほんがありましたが、一番人気いちばんにんきのおはなしは、絵本えほんになっていませんでした。


「――さぁ、今日は何のお話にしましょうか」

『アンナマリアさまー!!』

「……もう!いつのアンナマリア様についてのお話にするか悩んでますのよ!!」


教会きょうかいらすシェスター達(シェスたち)一番好いちばんすきなおはなしは、ノーネさまかたるアンナマリアさま物語ものがたりでした。


ノーネさまは、(ちー)さいころ事故じこご両親(ごりょーしん)とおわかれしてから、シェスたちおな(よー)教会きょうかいらすことになったそうです。

そこで出会であったのが、アンナマリアさま

全部ぜんぶはなすのはながくて面倒(メンドー)だからしませんが、綺麗(キレー)つよくてやさしくて――ほかにもいろんな言葉ことば使つかってかたられていました。


フランメ(ねぇね)おな(よー)に、シェスも傭兵(よーへい)さんになってから二年にねんったある

世話せわになっていた教会きょうかいに、依頼いらいあまったおにくのおすそけにったら、ものすごくバタバタでした。

なんとビックリ!十年前(じゅーねんまえ)くなったおはなしのなかの主人公(しゅじんこー)、アンナマリアさま復・活(ふっ・かつ)!!……わーぉ。


残念ざんねんながら、すでにアンナマリアさまはおしろっていて、ノーネさまはお仕事しごときたにあるグナーデの聖都(せーと)にいてお留守るす

シェスたちつぎから、(とー)くへおまりの依頼いらい

三人さんにんとも、アンナマリアさまことはできませんでした。しょぼーん……。


◇◆◇


シェスたち王都(おーと)もどってくると、傭兵(よーへい)さんのあいだでは、アンナマリアさまだとおもわれるおんな話題沸騰中わだいふっとーちゅーでした。


本部長(ほんぶちょー)恫喝(どーかつ)されても、めげずにあゆ健気けなげ」――。


さすがアンナマリアさま。ノーネさまのおはなし(どー)り、おやさしーのです。


「――断る」

「な、何でよ!?」


……前言撤回ぜんげんてっかいなのです。

アンナマリアさまのせいで、ねぇねがきそうです。

――かとおもったら、ねぇねのご機嫌(ゴキゲン)がもうなおってます。

よくからないけど、シェスたちは、アンナマリアさまといっしょにお仕事しごとすることになりました。


いっしょにお仕事しごとしてみると、アンナマリアさま――はダメってわれたので、アンナさん――は、ノーネさまのおはなし以上(いじょー)にスゴいひとでした。


「――燃えてしまいなさい!」


ねぇねは今日きょうてきやします。アンナさんのまえだから、やるもマンマン。

何回なんかいかいっしょのパーティーでお仕事しごとしたことあるフロイトさんも、アリさんをバッサリです。

もちろんシェスだって、応援(おーえん)合間あいまにパンチパンチパンチ。

ポンポンは鈍器どんきなのです。キリッ。


そのあいだをふよふよと、きいろのたまがいくつもんでいきます。

んでくさきには、アンナさん。

「なんですかー?」っていたら、たまのひとつをくちれてくれました。

たま正体しょーたいは、アリさんのあつめたミツでした。うまうま。


ミツをあつめていたアンナさんは、今度こんどはしゃがんて、ボソボソおはなししています。

よくよくてみると、なにもなかったゆかに、おはないてます。しかもうごいてます!

あのおはなは、シェスもってます。メディカスミレです。

アンナさんは、おはなからっぱをもらって、チャチャっと回復薬かいふくやくつくってました。

シェスたちだって、回復薬かいふくやくってきてますが、経費削減(ケーヒサクゲン)大事たいじです。傭兵(よーへい)さんの常識(じょーしき)です。


ちなみにこのとき、シェスもフロイトさんも、アンナさんの行動(こーどう)夢中(むちゅー)です。

がんばってたたかってるのは、ねぇねだけでしたが大丈夫だいじょうぶ

ねぇねはつよいのです。エッヘン。


この部屋へやのアリさん退治たいじわると、ミツのたまをまとめたまるうしろにかせて、アンナさんはゆか一部いちぶをホリホリ……。

なんだろーとおもっているあいだに、アンナさんはつちをツボのかたちにしてました。

フロイトさんの(カベ)でそのツボをおおってもらい、ねぇねにをおねがいしてました。


「……私がやるの?」

「炎の扱いは、私よりもフランメが上だ……」

「任せなさいっ!」


ねぇね、速答(そくとー)でした。


ミツをふよふよあつめたり、おはなにおねがいして回復薬かいふくやくつくったり、ツボづくりにねぇねたち手伝てつだわせたり――。

こんな活躍かつやく、ノーネさまからいたことないのです。

たしかにスゴいけど、シェスがたいのはノーネさま物語ものがたりてくる、主人公(しゅじんこー)活躍かつやく。……ちょっとちがうのです。





お気付きでしょうが、サブタイトルに「壱」とあるんで当然続きます。


そりゃぁもう、面倒臭いの何のって!(二回目)


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