表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

第一話 婚約者ができました(訂正済み)

私、ルルイエ・ユグドシル公爵家に生まれた五才です。

私は父と兄(8才)の三人暮らし(使用人はいれてません)です。

ちなみに精神年齢は前世的に三十路終わりくらいなので若いのは大変嬉しいです。



私の母は私が3才の頃に病で亡くなりました。

が、記憶をおもいだしたのがその次の日なので殆ど覚えてないんですよね。

父は母が死んでから私とは事務的な会話しかしたことがありません。父の方がショックを受けているのは目に見えて理解しているのでそっとしています。

それに勉強などをしっかりやればあとは自由、なにも言われないので気にしていません。時間をかけてSAN値を回復してほしいです。私には精神回復などできませんので。


まあ、そんなことはおいておいて私はこの世界が乙女ゲームの世界で私が悪役令嬢だと言うことを知っています。


何故かって?それは私には先程さらっと言ったように前世の記憶があるからです。

私は前世では科学者をしていました。あと、趣味で心理学も嗜んでおりました。趣味なので資格はありませんでしたがね。私にかかればたぶん一発合格もできたと思います。

はい、私は勉強が大好きなのです。好きなものに限りますが。

特にものを開発することはとても楽しいかったのをおぼえています。前世では発明品が多すぎて殆ど新しいものは生み出せなかったのですがね。

あと、行動原理とかを考え、知るのは楽しかったです。きっとこの人はこういう考えなんだろうなーとか妄想してました。いい時間潰しです。


そんな私が乙女ゲームをやっていたのはゲームにも心理学が通用するのか気になったからです。というのは嘘で同僚のとある人が出会いがないとかほざいて散々見せつけ語られたのを覚えているからです。


まぁ、正直作り物でしたのでどうしてキャラクターがどんなルートを歩むのか理解できませんでしたがね。


ですが、この世界に転生して良かったことがあります。

それは魔法が使えることです。

魔法について私は何も知りません。

ですがもしかしたら新たなことを知れるかと思うととても楽しいのです。

時代も魔法のせいか発展していません。私が何かを開発できるチャンスでもあるのです。


ちなみにこの世界の魔法は一人1つ属性を持っています。

魔力が多い人や少ない人は様々です。

たまに属性を二種類持ってる人がいます。


属性は火、水、土、風、光、闇、です。

光とか闇とか意味がわかりません。そんなのをもっていて何の役に立つのでしょうか?


私は無でした。

はい、属性がなかったのです。なんでも魔力が有れば誰でもてきる魔力を利用しての強化を行うそうです。


これはこの世界にとっては珍しくもなんともないのですが、まぁそれはそれで研究のやりがいがあります。強化を馬鹿にはできません。

それに普通の属性がなくとも科学で作製、実行できますからね。


ちなみに乙女ゲームの通り、光はとっても珍しいです。

ですがヒロインは光属性です。

悪役令嬢は属性が闇でしたね。

私には闇とかないのですがまぁ、どうでもいいでしょう。関係ありませんし。

私は男の人に対して興味0ですからね。


ちなみに私の外見は黒髪に深紅の瞳です。

いったいどんな原理で瞳が赤くなるよでしょうか。意味不明です。











◆◆◆◆◆


「ではこちらでお待ちください」


私は何故か現在王宮のとある部屋に来ております。

父とも一緒です。

はやく家に帰って研究の続きしたい。



すると、王様と第一王子様が入ってきました。

「いや、待たせてすまない」


「いえ、大丈夫です」


「単刀直入に言う、ルルイエと私の息子、第一王子のアルディが婚約することになった」


あ、もうそんな時期でしたか。

興味ないので忘れてました。

お父様は知っていたようですね。


「私は第一王子のアルディーです。よろしくお願いしますね」


はぁ、これは挨拶しないといけませんね。

「はじめまして、ルルイエ・ユグドシルです。よろしくお願いします」


にしても、まるで本物の王子みたいですね。

あ、本物でした。すみません。


「ではしばらく婚約者どうしで話でもしててくれ」


と、言って二人は出ていきました。


「・・・・」


「・・・・・」


こういうときって何を話したらいいの?


「君は婚約についてどう思う?」


おや、王子くんありがとう。君は空気が読めるんだね。助かるよ。


「そうですね、貴族としての結婚の心配がなくなったので気が楽になりました。貴方は?」


「私は将来国王になるので結婚相手が王妃にふさわしい人であれば誰が婚約者でもいいですかね」


えー、この人私のこと好きではなさそうですけど?


「そうですか。アルディー殿下は王妃にふさわしい人とはどんな人ですか?」


「貴女はなりたいのですか?」


さあ?みんななりたいんじゃないでしょうか?


「いいえ」


「正直に言っていいですよ」


は?誰もみんなが王妃になりたいとは思わねぇよ!おっと、口調が荒ぶった。


「正直に言いますと、それで条件を聞いたら学園でその反対のことをして婚約破棄の理由にしようかと思いました」


「ははっ、面白いですね。貴女は普段何をしていますか?」


あ、こいつ人をバカにする奴だな。


「私は勉強ですね」


ええ、勉強です。本もペンも持ちませんけど。


「それ以外は?趣味とか」


「え、だから勉強ですよ」


何を言ってるんですか?

あなたは何を勉強と思ってるんですか?


「はぁあ!?」


なんか、心底驚いてます。

仮面剥がれてますよ?


「アルディー殿下は普段何をしているのですか?」


「私は勉強、剣の訓練くらいだ」


「貴方も私と同じではないですか」


「いや、令嬢といったらおしゃれとかばっかだと思ってたから」


「え?オシャレ?それの何が楽しいのですか?時間とお金の無駄ではないですか」


「いや、貴族がお金の無駄とか言わないだろ」


なんか、素が出てますよ殿下。

きっと殿下もおしゃれがしたいんですね。わかりませんけど。


「私の場合は一日に酷いときは一瞬で服がダメになるので高い服をたくさん買うだけ無駄です」


私には魔法の制御とかできませんからね。


「そ、そうか」


なんか、変な顔してますよ、殿下。











◆◆◆◆◆


はぁ、私の魔法って本当に便利だわ。

まぁ、属性とかはないから私のとは言えないんだけど。

この世界はわからないことがたくさんあるから研究し放題!

強化ってことは微弱な電流も雷並みに強化できるかもしれないし、もっと頑張れば重力も重くできるかも!

機械を開発してそれを強化すれば壊れないし威力も上がる。わたしだけの魔法ができるかも知れないし楽しみです!


あ、お父様に何か言われないのかって?

だって、お父様は私には無関心ですし、別に公爵家のお金を使っているわけではないので自由ですよ。


最初は研究の途中で髪とかが気になって集中できなかったんだよね。

この世界、石鹸はあるのにシャンプーやリンスも無いんだもん!

私は見た目は気にしないけど、不快には感じるんだよね。


まぁ、もうすぐでアレが完成です!


ぐふっ、楽しみ~

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ