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『歌の小箱』  作者: 三歩
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6.『遠い空』ウラ話。

 この歌は、私が仕事中に情けない気持ちになった時に生まれた歌です。


 私は何度も『何で周りの人達と同じ様に仕事が出来ないのだろう?どうして、周りの人達と同じスピードで仕事を進める事が出来ないのだろう?私がいても周りの人達の足を引っ張るだけ…あぁ情けない…』

と思っていました。


 そして、この世界のどこかにも、私と同じ様な気持ちの人がいるだろうと思い作りました。



 この、最初の『遠い、遠い、この空の下』と言うフレーズでイメージしたのは、蒼い空と眩しい太陽が輝く、渇いた赤土の大地。そこに、赤土色に日焼けをした幼い男の子が1人、上半身裸のまま立ち尽くしていて、その様子を1粒の雨粒から覗いている感じをイメージしました。

 その男の子は、今ある現実に目を背ける事はせず、ただ、それが当たり前なんだと受け入れている(今ある現実に諦めを感じている)感じです。


 前回の『3.大丈夫』で歌っていた人物が『自分の身体』という事もあり、歌詞の中の『傍にいる』と言うフレーズは、ちゃんと言葉通りの意味でしたが、今回の歌には当てはまらない言葉だなぁ~と思いましたが『ありったけの思いを込めて』に『傍にいる』と言う意味を込めました。

 要するに『幽体離脱』です。身体では無く心(思い)だけ飛ばしている状態です。


 そして歌詞の中に『声が届いたのなら、叫んで欲しい』とありますが、コレ悩みました。『ありがとう』とお礼を言われたい訳では無い…『元気になれたよ』でも無い…『アナタのおかげ』でも無い…


 ただ『君の声、届いた』と言われたら嬉しい気持ちになりました。『声が届いた』と言う事は私の『ありったけの思い』が届いたと言う事なので、このフレーズにしました。



 この歌には、私の勝手な『思い』が入っている歌です。

 現実に考えて、大声で叫んだ所で、遠くにいる誰かに届く訳が無い。そして、それに返事が返って来る訳が無い。

 だけど、伝えたかった言葉。自己満足で作った歌です。


 そして、この歌を、よく仕事帰りに自転車を漕ぎながら、遠い空の下にいる誰がに向かって歌っています。

 もし、私の思いが届いたのなら、空を見上げて欲しいですね。

 別に返事はいらないですよ。自分勝手な思いなのですから。


 でも、歌っている時はだいたい、仕事帰りで、その時の空は青空ではなく夕焼けの空なんですけどね…

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