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『歌の小箱』  作者: 三歩
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4.『大丈夫。』ウラ話。

 この歌は、自分が人生で一番、凹んだ時に生まれた歌です。


 そして、私が初めて掲載した『三歩の頭の中。』に載せた『15.歌』です。


 作った当初は『大丈夫』とタイトルを付けましたが、今、考えると『応援歌』でも良い感じがします。でも『応援歌』と言うと、学ランを着た、彫りの深い男子学生が力いっぱいで応援している感じがするので…そんなに、力いっぱいで応援されても、ドン引きですよ…

 なので、今は仮タイトルとして『大丈夫』にしておきます。


 でも『君への応援歌』と言うタイトルも、捨て難い…学ランの男子学生からブレザーの優しい男子学生に代わった様な感じが…



 この歌は自分を元気付ける為に生まれました。 そして、この世界には沢山の歌があり、人生に負けない歌や、エールを贈る歌も沢山あります。

 でも、その時の私には、そのエールの歌でさえ心には響かず『所詮、他人事。誰も私の気持ちなんて理解、出来る訳が無い。こんなに苦しんでるのに…やっぱり自分は一人なんだ…』と

 だけど、私は一人では無い事に気づきました。

 詳しくは『三歩の頭の中。』に書いてありますが、人間とは『身体』と『心』で一人の人間なんだと知りました。


 なので、この歌を歌っている『僕』は『私の身体』の事を指しています。どんな時でも傍にいて静かに見守っていてくれる。

 だけど、話しかける事は出来ません。

 だから、私が身体の代弁者になり、『もし、私が身体の立場なら、何て声をかけるだろう?』と考え、作り出しました。


 そして、歌詞の中に『君の胸に空いた穴は僕が塞くから』と言う一文には、実際、身体は擦り傷を負っても何日か過ぎれば治っているのだから、心の穴も塞ぐ事が出来るだろうと考え、このフレーズを入れました。

 傷が治る事は、当たり前かも知れませんが、凄い事だと思うのです。そんな凄い事が出来るのなら、何でも出来そうじゃないですか?身体って!!

 だから、もし自分が身体の立場で心が弱っていたのなら、何を伝えるだろう?と考え生まれた歌なのです。

 もちろん、この歌を作っている時は、私の心の穴を塞いだのは、私の身体ですが、もし、この歌を読み、アナタの心に穴が空いていたのなら、私がアナタの心の穴を塞ぐ、『僕』になれたらいいなと思いました。

 でも、私の様に『所詮、他人事』と思えてしまうのなら、それは、『アナタの身体からの歌』だと思って読んで欲しいと思いました。

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