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空作世界  作者: tsleep
3/3

26

「っへ?」

Aは頭の上にも?な感じな

声を上げた。

暗くて、やはり良くは見えないが

少女がそこにいたような気がしていた。

しかし、目を凝らすとそこには、


エレベータがやっと8階まで上がった。

Aはこのなんとも言えない、エレベーターの不快感が

好きでは無い。

とそこに、列車がやってくる。

「jsjjb線電車が発車しま~す・・・。」

まずい、乗り遅れる。!

ダット走りだす。

「うっわ!」

思わず、ちょっと叫んでしまった。

少し恥ずかしい。

よくあることだ。

つり革に掴まりながら、

寝てしまって脚ががっくんなる

あれだ。

「次は~、・・・・・・。」

おっと、降りなければ...。



「ふぃ~。太陽が眩しいねぇ。」

ビル群が立ち並ぶ、大都会。

Aの呟きなど誰も気にしない。

そう、誰も気になどしないのだ。

それ程に一人の存在は小さくあやふやなのです。

あなたが居なくても、誰も気づきはしないんですよ。

ぴしゃっ・・・。

「離してくださいっ」

咄嗟に振り返る、

そこには、エレベーターの少女が佇んでいた。

一人ではなく、黒い人影に囲まれている。

ここは、大都会だ。

人なんて、数えきれないほどいる。

しかし皆が皆、彼女の叫びを聞き流す。

まるでそれが、当たり前のように。

違う・・・。それは、当たり前なのだ。

Aを除く人々には。

Aには、その声が聞こえる。

見えるし、触れるし、声も掛けれる。

しかしAは何も出来ない。

そんな自分が憎い。

憎い憎い。

「関係ない。めんどくさい。やる気がない。力がない。金がない。」

Aは言われる。

誰に?

自分に・・・。

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