第9話
めっちゃカオスです。
多分修正入ります。
◆◆◆
蒼依と新しい関係になった日の夜。
「蒼依と付き合えたんだよなぁ……」
正直な話、まだ実感が沸かない。
俺はこのまま、幼馴染の関係でいるって思ってたからだ。
まぁ、今付き合わなくても、後々付き合ってたんじゃないか。って今になって思うが。
そんな事を考えていた時……。
「鈴〜そろそろご飯だよ〜」
「わかった〜」
はぁ……蒼依と付き合ってること、家族にバレないといいな……。
絶対面倒くさくなる……
◆◆◆
「「いただきます」」
食材に感謝をしつつ、早急に食べる。
長時間いると、いつもウザい妹にバレてしまうかも…?って考えたからだ。
もし、俺と蒼依が付き合ってる事がバレてしまったら……
「へぇ……鈴、彼女できたんだぁ……。これで童貞卒業だね!」
って絶対言われる気がする……。
とにかく、夕食の時間中にバレないようにしないと……。
ばれたら人生終わる。
「あれ?鈴、今日食べるの早いね」
「ま、まぁな」
妙に感が良いんだよな。こいつ。
「……こっちに来なさい」
「お、おう」
奏音は何か悩んでいる顔をしながら、俺の手を引っ張ってくる。
「くんくん、くんくん」
「ちょ、何してるんだよ」
「え? 鈴の匂いかいでる」
こいつ、ガチの変態かよ……。
って思っていた時、奏音の顔がニヤリと光る。
「鈴、彼女できたでしょ」
「へ?」
奏音のやつ、なんで分かった?
とりあえず誤魔化さないと.......。
「勘違いじゃないかな?」
「いや、鈴の服から女子の匂いがする。しかも蒼依ちゃんの匂い」
いや、匂いで判断出来るものなのか.......?
奏音、恐ろしい子.......。
「で、どうなの? 蒼依ちゃんと付き合ってるの?」
「ま、まぁな」
「ふーん」
奏音が俺を睨んでくる。
身の危険を感じた俺は、逆方向を向いた時だった。
「青春ねぇ.......」
「俺達も昔はなぁ.......」
あっ、俺終わったかもしれない。
絶対に弄られるに決まってる。
「何処まで進んだんだ?」
「関係ないだろ」
「家族だから関係はあるだろ」
「は?」
まじで面倒臭い。
いっその事無視してみるか.......。
「で、どうなの?」
「.......」
「もしかして無視する気?」
「.......」
「鈴の㊙写真蒼依ちゃんに見せていい?」
「やめろ」
本当にやめて欲しい。
俺の学校生活が終わってもおかしくないような写真が広められる.......。
「せめて、いつから付き合ってるか位教えなさいよ」
「.......今日」
「あら、初々しいわね」
「.......」
俺の両親、恐ろしすぎる。
もういいや、部屋にこもろ。
「.......ご馳走様でした」
「ねぇ、まだ話足りないんだけど!?」
「奏音は知りすぎたんだ.......」
「意味わからないだけど」
奏音達から「帰らないで!!」って声が聞こえてくるが、俺はそれを振り切り、無事部屋に帰ることができたのだった。
その日の夢は両親に脅される夢を見たそうです。
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