第1話
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※この話は上げさせてもらった『年齢=彼女いない歴を馬鹿にしてくる幼馴染に「実は最近告られてんだよね」ってドッキリしたら何故か幼馴染と付き合うことになった。』の連載版です。私自身まだ、小説を書き始めてから二、三週間とかなり浅いです。これから頑張って行きますので暖かい目で見てもらえたら幸いです。
「年齢=彼女いない歴ってダサいよねー」
「そんな事ない、だってさ、好きでもない人と付き合いたくないし、好かれたくない」
「いや、ただモテてないだけでしょ」
「うっ......」
「図星かよ」
そんなやり取りを交わしてるのは、俺『涼希 鈴』の幼馴染━━『水戸 蒼依』
何故か蒼依と二人っきりになると、年齢=彼女いない歴をアホ見たいに煽ってくる。
別に俺はそんな気にしてない。
ただ、モテないだけだ。
◆◆◆
次の日、学校への通い路にて。
「おはよー、年齢=彼女いない歴卒業出来た?」
「彼女作る気ないから」
「強がらなくてもいいのに」
家が元々近いため、登校中必ずと言っていいほどよく会う。
しかも蒼依は目が合った瞬間、ニヤッとした顔をしながらこちらに向かってくる。
会わないように毎日家を出る時間をずらしているのに、なぜか毎日会ってしまう。
そのため、もうこのやり取りが、もはやテンプレと化している。
本当に怖い。
◆◆◆
教室にて。
蒼依のことを俺の親友、『柊木 駿』に相談してみる事にした。
駿は俺の相談にしっかり応じてくれる。とても頼りになるやつだ。
「ふむ。年齢=彼女いない歴を煽られるのか」
「そうなんだよ」
「事実だからしょうがないな」
「殺生な」
「お前はどうしたいんだ?」
どうしたい.......か、そんな事は決まってる。
「.......やり返したい」
「その言葉が聞きたかった」
「いい方法があるのか?」
「そうだなぁ.......ドッキリを仕掛けるとか?」
ドッキリか、考えたこともなかったな。
「詳しく」
「うーん、例えば彼女が存在してたとか?」
「絶対バレるな」
蒼依に「どこの世界線?」って言われるのが目に見える。
「なら、『告られたドッキリ』は?」
「どんなドッキリなんだ?」
「鈴は、年齢=彼女いない歴を馬鹿にされるんだろ?」
「そうだな」
「もし、鈴が年齢=彼女いない歴じゃ無くなったら......?」
「もう、蒼依は俺の事を煽れなくなるってことか」
「そうゆうこと」
考える限りこれが現実的かもしれない。蒼依が言うであろう「どこの世界線?」は無理やり貫き通せば行ける。
「いいな、それ」
「よし、その方向で行こう。決行は蒼依さんが鈴の家に来る時、作戦練るぞ」
俺たちは放課後二時間程度作戦を練った。
蒼依の言いそうな言葉に、どう対応するか一つ一つ考えて対策した。
俺は絶対に蒼依をギャフンとしてみせる。
もう、年齢=彼女いない歴を煽られたりなんかしない.......はず?
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