オリンピア
ゆっくり溶けてく 星の灯を浴びて
もしも 僕らがひとりだったら
眠らない街の下らない理想に
手を繋ぎ祈る 意味はあったかい
揺れてみては消えてく 陽炎みたいな
曖昧な劣等感が たぶん命だ
川沿いに揺れる 蛍の隙間で
もうね 僕らは交わす声もない
閉ざされた町の広すぎる空に
指を折って祈る 君があったかい
帰り道に鳴いてる 蛙たちよりも
幸せに生きれない そんな命だ
夢を見ていた マーブルにごちゃ混ざって
綺麗とは言えない色で 輝いていた
揺れてみては消えてく 陽炎みたいな
曖昧な恐怖心が たぶん命だ
もう帰れない道で 鳴いてる蛙と
泣いている君でいて もう少しだけ
もう少しだけ
ありがとうございました。