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 突然若返りました

前回のあらすじ


人生をテーブルトークゲームで踏み外した僕。


古い友人の誘いに乗りゲームに参加したが予想外の事態に出くわす。

 

 気が付くと僕は何処かの公園に居た。

 見知らぬ公園。

 記憶にない。

 見たことがない公園。


 それだけでない。

 此処まで移動した記憶が無い。

 そして僕は手に持っていた二つの物。

 片方の新聞紙を見て呆然としていた。

 日にちがおかしい。


 あの時から十年の月日が経過している。


 なのに自分の手を見て愕然としていた。

 何なんだ?

 何なんだ此れは?

 見慣れた皺の入りだしたゴツゴツした手じゃない。

 すべすべしている。

 手が荒れて無い。

 まるで十代前半の手だ。



 うん。


 違う一桁の手だ。


 六歳児かな?

 手を開けたり握ったりする。

 僕の手だ。

 本物の……。


 血に塗れた(・・・・・)


 変な汗が出る……。




 ……。

 ………。


 うん。


 現実を見るか。

 六歳児ぐらいの姿に若返ったみたいだ。

 手を見れば分かる。

 親戚の子が此れ位の大きさの手だからだ。

 自分の手も此れ位だ。


 但し血まみれの手とつくけど……。

 ヌルリと動物性の脂を含んだ其れはベットリと張り付いていた。

 変色してない上に未だに乾いた血の塊に成ってない。

 新鮮な血です。

 手に付いたばかりみたいだ。

 此れが犯罪者なら事後。


 等と言う単語が聞こえそうだ。

 うん。

 気にしたら負けだ。


 負けだけど……。


 服まで血まみれなのは気にしたら負けなのかな?

 ……現実逃避は止めるか。


 血に染まった服に僕は茫然とする。

 其れだけではない。

 しかも新聞を持っていた逆の手には血がべったりと付いた出刃包丁を持っていた。

 新聞は兎も角。


 出刃包丁。


 出刃包丁である。


 何か固い物を切ったのは分かる。

 刃が欠けているから。


 しかもどうしてこうなったか記憶が無い。


 そう記憶が無い。


 気が付いたら此処に居た。


 この様子から僕は何か事件に巻き込まれたんだろうと思う。

 いや違う。

 僕自身が事件を起こした側だろう。

 多分だが。


 詰んだ。

 詰みました。


 此処に移動したことも。

 最後に記憶した日からどう過ごしてきたかも。

 どうしてこんな格好で此処に居るのかも。


 全部記憶にない。

 記憶喪失なのだ。

 ガチの。

 昔の記憶は有る。

 だけど数年分の記憶が無い。

 

 しかも肝心な此の異常事態の記憶が無い。


 無実の証明をするなら言い訳というか……ねえ?

 自分が潔白だという証明をする必要がある。

 だけどだ。


 だけど肝心なその記憶が無い。

 此れからどうすれば良い?


 いやマジで。


 



 

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