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混世界  作者: 慧瑠
学園で七不思議!
91/140

七不思議は七不思議のままで。

定期更新の時間がズレまくっての投稿です。


これにて、七不思議は終わりです。


日替わりには更新せず、明日はお休みを頂きます。

登場させるアンドロイドの名前を決める時間をください。

扉と抜け、目を刺激しない程度に白い空間を少し歩くと、林檎達は正門の前に着いていた。


「おぉ!本当に着いた!」


「なんか、呆気ないわね。

行きはあれだけ苦労したのに」


振り向けば本棟が聳え立ち、奥には廃れた様子の別棟がチラリと見える。


「でも、七つの内六つも会えたんだから良かったな!

校長にバレたけど、怒られなかったしな」


緊張が解け、開放感からか武は身体を伸ばしながら少し大きめの声で本棟を眺めつつ言う。その時、校長室に拾った角材を置いてきてしまった事に気付いたが口には出さず、記憶の隅に追いやった。


「後で先生達に伝わって怒られたりして…」


最後に出てきたラトの言葉に、武と林檎はうへぇと嫌そうな顔をしながら四人とも正門から学校の外へと歩いていく。


今日あった出来事などを話して正門から一歩、学校の外へと出た瞬間、小さな浮遊感に襲われ付けていた黙示特製のアクセサリーが一つ残らず砕け散った。


「わっ!」「きゃっ」「うおっ!」「……」


突然、付けていたモノが砕けた事に驚いた林檎達だったが、首を傾げるだけで特に気にする事無く会話を続けた。


「でも、今日は楽しかったね―」


「えぇ…あれ?私達何をしていたのだっけ?」


「もー、メイちゃん忘れたの?七不思議だよ七不思議!

一つも見つけられなかったけど、夜の学校はドキドキだったね!」


「あぁ…そうだったわね。

道中君もアルーテさんも、林檎に付き合ってくれてありがとうね」


一瞬、林檎が何の話しをしているか分からなかったメイだったが、林檎の言葉に何をしていたのか思い出し、時間を確認して少し驚きながらも付き合ってくれた武とラトに礼を言った。


それに武は、いやいやと手を振って楽しかったと返し、今日あった事を林檎とメイと話し始めたが…ラトだけは黙って本棟を眺めて小さく笑みを漏らす。


(なるほど…『真実無き一日』ね…)


一瞬切れた記憶だったが、別の自分が記憶している事とのズレを認識したラトは、起こったことが何か理解できていた。

記憶が抜け落ち、その抜けた部分を曖昧な記憶で埋め本人達が勝手にそれを真実と誤認する。


似たような事をやった事もあるラトは、普通ならば違和感すら覚えないであろう手際の良さに関心しながら本棟の奥、別棟で書類整理に戻ったであろうリンヤを思い浮かべていると林檎が不安そうにこっちを見ていることに気付いた。


「ありがとうね林檎ちゃん!今日も楽しかったよ!

また、一緒に行こうね!」


「うん!アルーテちゃんも付き合ってくれてありがとー」


返事をしなかった事で不安にさせてしまったかと思ったラトは、楽しかった事もまた、こういう事に誘って欲しい事も隠さずに伝えると、林檎は満面の笑みで抱きついてきた。



その後、林檎達がどうやって夜中に家を出れたのか聞くと、なんでも友達の家にお泊りと言ってきたらしい。

それを聞いたラトは、朝の五時に返すのもあれかと思い、自分の家に招待したのは別の話し。

武が、初めて女の子の部屋に入って緊張しっぱなしだったのも、別のお話。


------------


別棟最上階、校長室でリンヤは山の上から一枚紙を取り内容を確認していた。


「いい子達だったね」


「あの子等が上がってくるのが楽しみじゃ」


「あぁ、それにしても、遅くに悪かったな。寝てたんじゃないか?」


「寝てたのは、朔夜だけだよ。

お茶を用意するだけだから、寝てていいよって言ったんだけどね…リンヤの膝で寝るって着いてきたの」


「そうか…」


林檎達が帰った後、書類を確認しながらサクリア達と話していたリンヤは膝で丸まっている朔夜を優しく撫でる。


「だが、妹と会いたいが為に渚も良くやるな。

昔と内容が変わっていたし、七不思議の発生元って渚だろ?」


「多分のぉ…」


林檎達の後に、一礼をして出ていった渚を思い出す。

満足した様子で部屋を出ていった渚は、表情とは逆に寂しさを纏っていた様にも感じた。


「黙示さんねぇ…。

前に渚から聞いた話しでも出てきたが、そろそろ一度会いに行ってみるかなぁ」


「その時は、皆で行こうか!」


「そうだな。

ついでに、どっか旅行でも行くか」


「それは楽しみじゃの!妾も腕を振るうとしよう!」


そんな話しをしながら、リンヤは山積みにされた書類を処理していく。


--------------

別棟地下、林檎達が行くことの無かった地下室には一つだけ大きな部屋があった。


小さな本棚が数個置かれ、周囲をモニターで埋め尽くされたその部屋は、別棟を徘徊している訓練用ロボの位置が表示され本棟の様子も確認できるようで、理科室でまだ飲んでいるアルフレッドとメイビスや林檎達が通った廊下などの様子が映し出されたりしていた。


そして、別棟の様子もしっかりと映し出されている。

幾つもの部屋が連なり無数にあるソレが、別棟の内側を移動し続ける様子が。


「林檎が元気そうで良かった。

メイちゃんも林檎と仲良くしてくれてるみたいだし」


その一室に一つだけ置かれた椅子に座り、正門前で話している林檎達の様子を見ているのは渚だ。


「黙示さんも私のお願いを聞いてくれているみたいだしね。


んー、私もお風呂に入って寝ようかな」


正門前で楽しそうに話し、ラトの後を着いて移動し始めた林檎達を見て優しく微笑むと、身体を軽く伸ばし壁際にある本棚をスライドさせ奥にある風呂場へと移動した。


これが、『隠された地下』の真実。

生徒総会長が与えられる部屋であり、本人の要望しだいでは自室の様に変えられ泊り込みもできる部屋。

-人物紹介-


橋本はしもと 林檎りんご

性別:女

備考:ぴっちぴちの女子高生 健康的な良きかなボディ 橋本流薙刀術習得者 七不思議体験済み


牧之瀬まきのせ メイ

性別:女

備考:綺麗系 幼少の頃より足が悪く牧之瀬カスタム車椅子を愛用 百合傾向 七不思議体験済み


ラト・アルーテ

性別:女 (本来:性別無し)

備考:神話生物ナイアーラトテップ 只今、女子高生生活謳歌中 校内では基本色々と制限されている 七不思議体験済み 


道中みちなか たける

性別:男

備考:恋しちゃってる系男子 剣道四段 剣道ができる普通の高校生 林檎との距離が近付いていると思いテンションが上がり始めている 水晶の変化した姿に色々と妄想しちゃってる ラトの部屋がいい匂いしてドキドキした 七不思議解明済み


--


矢倉やぐら・H・リンヤ

性別:男

備考:エフェリス校の校長など兼任 転生者


サクリア・ハルビリィ

性別:女

備考:リンヤの嫁


矢倉やぐら・H・イン

性別:女

備考:九尾と吸血鬼の混血 リンヤの嫁


矢倉やぐら 朔夜さくや

性別:女

備考:白猫に擬態中 リンヤの嫁


森橋もりばし なぎさ

女性:女

備考:エフェリス校生徒総会長 女子大生 旧姓:橋本 渚


--

渚の話しは、またどこかで入れる予定。


リンヤ達は、別サイトで投稿している作品のキャラを流用してるので、出て来るとしても結構先かもしれません。

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