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混世界  作者: 慧瑠
学園で七不思議!
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七不思議! 作戦会議?

このページを書きながら決めました七不思議。

「ごめんねー。

黙示にコレを頼んでたら遅れちゃった」


ラトは、黙示から受け取ったトレイをテーブルに置き、何となくではあるがどれが誰のか分かり林檎達の前に飲み物を置いていく。


「おぉ!ミルクティー!

ありがとーアルーテちゃん!」


「いいよー。

それで、話しは進んだの?」


「取り敢えず、七不思議を確認する所よ」


林檎が知らないらしいしね。と言葉を続け、メイはラトが置いたハーブティーを口にする。

それが、自分の好きなハーブティーだった事に驚き、砂糖で調整するはずの甘さもいい感じで驚いたが、たまたまだろうと気にすること無く香りを楽しむ。


「林檎ちゃんって、確か頭よかったよね?

成績上位だった記憶あるんだけど」


「学年では基本的に三位内には居るわね」


「マジかよ!俺なんて半分にも入ったことないぞ!」


「えへへっ」


ラトの記憶を肯定する様にメイが言えば、その言葉に武が驚き林檎が照れる。


「塾とか行ってるのか?」


「行ってないよ?学校の勉強だけー。

学校以外で勉強とかしたくないもん」


「これが天才か…」


「私は認めたくないけどね…」


この世界には、それぞれの国に学校はあるが、数は多くない。

神に祈りを捧げ、加護を得てやっと学校として看板を上げる事ができ、神が認める学校と言うもの自体が少ない。

混沌国内に、様々な国や集落や街あれど、学校は両手で足りる程しか存在していない。

そして林檎達が通う学校は、混沌街に流れる川を横断する様に建てられている。

この学校、小中高大一貫であり、エスカレーターで上がる事もできれば、高校で社会に出る事も可能。

外部からの入学で中学から、高校から、大学のみなど途中から入る事もできる。


だが…この学校、偏差値が基本より高い。簡単にいえば、優等生学校であり中盤に入れないという武でも他校では上位に食い込む事も可能な程に生徒達は頭がいい。

そんな学校で、学年とは言えトップに位置する林檎は明るさや分け隔てなく接する態度に加え成績の良さから教師陣からの評価もかなり高い。


ようは優等生学校の中での優等生。

林檎を良くしらないラトも、林檎を良く知っているメイもその事に嬉しい半面、何故か納得がいかないのだ。


「私の成績はいいんだよぉ。

学校の勉強をしてれば点数は大体取れるんだから!

そんな事より、七不思議!七不思議なんだよ!」


今、目の前で七不思議に踊らされている少女が天才陣に並ぶ程に頭が良いとは…と溜め息を漏らしながらもメイ達は進まない話しを進め始める。


「それで、学校の七不思議なんだけど…私は全部は知らないわよ?」


「あー、私もかなぁ」


「俺も知らないな」


「私は一つも知らない!」


メイが周りに確認するように言えば、ラトも全部は知らず武も知らない。

そして、探索を提案した林檎に至っては一つも知らなかった。


「……とりあえず、知ってるのから出していきましょうか」


「俺が知ってるのは『動く人体模型』と『不在の学園長』だな」


「私はそれと『隠された地下』かな」


「学園長の不在って、七不思議だったのね…

私は、地下と人体模型。後は『鼓動する水晶』と『隔離された別棟』かしら…」


メイの進行で、次々と七不思議を出していく三人に林檎はウンウンと頷きながら相槌をうっている。


「後二つが分からないわね」


「なんでか、七不思議なのに全部は知らないよね」


「話しは聞くんだけど、似たり寄ったりするもんなぁ」


三人は少し黙り悩む。林檎も、それに合わせ一緒に悩んでいるフリはしている。

残りの七不思議が分からない事に首を傾げていると、個室の扉が開きパフェがチラッと姿を見せた。


「あっ!いちごパフェ!」


「ふふっ、黙示さんから林檎ちゃんがお友達を連れてきたって聞いてね。

良かったら食べて」


そう言ってパフェを持って入ってきたのは雪だった。

雪は、持ってきたイチゴパフェを人数分テーブルに置くと個室を出ていこうとした。が、それを林檎が止める。


「ねぇねぇ雪さんってエフェリス校の七不思議知ってたりします?」


「エフェリス校の?」


エフェリス校は、林檎達が通っている学校の通称である。

それを聞いた雪は、少し目を閉じ記憶を探った。


「えぇ、知ってますよ?

『動く人体模型』『鼓動する水晶』『不在の学園長』『隔離された別棟』『隠された地下』『真実無き一日』『蠢く部屋』だったはずだけど…」


「おぉぉぉ!さすが雪さん!」


「ふふっ、役にたてたようで良かったわ。

それじゃ、もう少し料理作らないといけないから行くわね。

林檎ちゃんのお友達達もゆっくりしていってね」


雪は、何やらご機嫌な林檎の頭を軽く撫でると今度こそ個室を後にした。


「…さっきカウンターに居た人もだけど、あの人も綺麗だな」


「本当、雪さんって優しいくて綺麗だよねぇ」


「は、橋本も可愛いぞ!」


「ん?えへへっありがとー」


武の言葉に林檎はペチペチと軽く武の肩を叩きながら照れている。

それを見たメイとラトは、少し呆れたような微笑ましい様なそんな目で林檎を見ていた。


「さて、七不思議は全部分かったから、今度はそれをどうやって見つけるかとか順番とか決めていきましょう」


林檎にボディータッチをされ鼻の下が伸びている武に少しイラッとしたメイは、その場を仕切り話しを進めた。


それから、四人は日が沈む前まで話したり食べたりをして日程を決めて、その日は解散となった。

-人物紹介-


喫茶店-本の蟲-のマスター

明示 黙示

性別:男

備考:どんどん伏線だけが張られていく男。 過去をいつ挟むか悩み中


橋本 林檎

性別:女

備考 天然?可愛い系健康よきかなボディー女子 JK


牧之瀬 メイ

性別:女

備考 綺麗系 牧之瀬カスタム車椅子を愛用 林檎の親友 JK


ラト・アルーテ

性別:女 (本来:性別無し)

備考 神話生物ナイアーラトテップ 只今、女子高生生活謳歌中  JK(仮)


道中 武

性別:男

備考 恋する男子高校生 剣道四段 剣道ができる普通の男子



喫茶店-本の蟲-の店員(厨房担当)

せつ

性別:女

いつもの:アイスティー

備考:黙示の影響で物知りになりつつある。林檎にちょっと甘い

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