あのオークになら抱かれてもいいって言われたい3
すいません、0時更新ができませんでした。
お許しを…
あれから日は傾き、夜になっていた。
外では、オークたちが飯を喰らい、食事を終えたオークの家からは嗚咽混じりの声と喘ぎ声が聞こえている。
その声が聞こえる家は多くなり、もちろん自称王女にも聞こえていた。
「あ、あのぅ…」
「なんだ…あぁ、飯か。
人間って、肉に火を通したりして食うんだよな」
「え?は、はい。
生で食べ料理もありますが…」
自称王女の言葉を聞き、何度か頷くとズジズジと気怠そうに歩き自称王女の前に移動して自称王女を見下ろす。
自称王女は自称王女で、近づいてくるオークに怯えどんどん体を小さく小さくするため体育座りの面積を少なくしつつも、やはりオークを睨み上げている。
「そういえば…お前」
「なんですか!なんなんですか!も、もも、もしかして食べる気ですか!
私を食べるきなんですか!官能物みたいな事を私にっ!」
「いや、俺は人間の肉はあまり好まねぇ。
じゃなくて、お前、その格好寒くないのか?」
「え?はっ!ひゃぅ!」
小動物の威嚇の様な視線を鋭くしてくる自称王女に、だんだんと慣れてきたオークは特に気にすることもなく気になった事を聞こうとしたのだが…
勘違いと妄想が加速する自称王女は、何やら声を荒げて言ってはいるが、官能物が何か分からないオークは言葉そのままの意味で捉え食べないと否定をした後に、気になっていた事を聞いた。
ひん剥かれ、担ぎ込まれ、部屋の隅にずっと居た自称王女は全裸だった。体育座りで、小さい…スレンダーなラインと秘部は隠れていたが、綺麗な金の髪と潤んでいる金の瞳以外は、ほぼ肌色だった。
「そういう趣味なら、特に言うことはないが」
「そんな訳ないでしょう!」
「違ったのか」
かなりキレ気味で睨みを効かせる自称王女を放置して、近くのタンスに手を伸ばし一枚の大きな布を取り出したオークは、それを自称王女に投げ掛ける。
「人間用の服なんて物はない。
ここに来た雌は、大体が布を巻くだけだ。
あと、そこをどいてくれないか?そこの奥に食材があるんだが」
「あ、はい」
淡々と作業の様に言われ、布を投げられた自称王女は興奮が少しずつ冷めていき、素早く布を巻くと立ち上がり場所を移動する。
「適当に椅子でも座ってろ…いや、ダメだな。
ベッドに座ってろ」
「…はい」
脳裏では陵辱されている自分を想像するが、何やらあのオークは自分を襲うつもりが無いと言う事が薄々と気付いる。
ちょこんとベッドに座る自称王女は、オークが入っていた部屋の扉を見つめながら考えていた。
脱走するチャンスを探るために部屋を視た渡す。
質素な部屋。それが一番適切な評価だろう。
造りの荒い家に、繋ぎ合わせただけの棚に古い本が一冊。布を取り出したタンスと雑なテーブルに少し凹んでいるコップ…あれに果汁100%ジュースが入っていた。
「ふひっ…邪魔するぜぇ」
「ヒッ!」
いきなり玄関が大きな音を立て開かれた。
そこから、悪臭を振りまきながら、ここの家主より小さめのオークが入ってきた。
「なんだぁ…まだ、ヤってねぇのかよぉ。
しかし、そこに居るって事はこれからかぁ?」
「何を言っているか分かりませんが!それ以上近寄ると死ぬますよ!私、ぽっくり死んじゃいますよ!」
入ってきたオークは、フガフガ言っているだけで自称王女には何を言っているか分からないが、オークと言うだけで身の危険を感じキーキーと入ってきたオークに吠える。
オークには、その言葉が分かっている為に面白くなりジリジリとわざとゆっくり近付いていく。
「ひ、…ま、い、いいんですか!死んじゃいますよ!」
「そしたら、食ってやるよぉ」
寄ってくるオークに、裏返った声で抵抗しながらオークザイズの大きいベッドの端へ端へと移動する。
にじり寄ってくるオークは、今度は自称王女に分かるように人語を使い怯えた様子を楽しみながら寄っていく。
もうすぐで、触れられる距離になった所で部屋の奥の扉が空いた。
「なにしてんだ?」
「んぉ?いたのかぁ。
混ぜて貰おうと思ってなぁ」
「帰れ。
まずは、俺用にしてからだ」
「んだよぉ、早くしてくれよぉ」
扉から出てきた家主のオークと入ってきたオークが、フガフガを会話しているのを怯えた様子で聞く自称王女。
何か、イジケたように入ってきたオークが出て行ったのを確認すると、木製の皿に乗った木の実と焼いた肉を怯えている自称王女に差し出した。
「俺は料理はできねぇ。
味は期待するなよ」
「い、いいんですか?」
「ダメだったら出してねぇよ」
「いただきます…」
少し警戒した後、腹は減っていたのだろう。自称王女は食事と一緒に渡されたナイフとフォークを使い綺麗に食べ始めた。
食べる事を確認したオークは、自分用に作った肉の塊を焼いただけの物にかぶりつきながら今後を考え始めた。
このまま、ここにコイツを置いていても他の雌と変わらん。
仮に、コイツが言うように本当に王女ならば、コイツを探して捜索部隊がココに着きかねん。
ぐるるっと喉を鳴らしながら考えていたオークは、いくら考えてもどうするべきか思いつかず。
逃がすにしても良い手が思いつかない。
自称王女をここに来るまでで完全にアホの子と認定したオークは溜め息をはいた。
「こういう事を相談するのではあれば…あの人だよな。
覚えていてくれていればいいが…」
自分だけでは無理だと悟って、オークは棚に一冊だけある本を取り出し、本に挟まっていたインクが内蔵されている羽ペンを使い何かを書き始めた。
-人物紹介-
オーク界のイケメンオーク
補足:他のオークよりは、知性的
自称王女
補足:未だに名前を出せていません。考えついてない訳ではないのです。出せていないだけなのです。
名前が考えるのが苦手でも、一応考えては居ます。
よろしければ、他のキャラ用になんかいい名前ください。




