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混世界  作者: 慧瑠
なんでもない日常
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喫茶店3

-人物紹介-

喫茶店-本の蟲-のマスター

明示(みょうし) 黙示(もくし)



常連客

橋本(はしもと) 林檎(りんご)

いつもの:ミルクティー

高校生


-本日営業中-


第三視点


「黙示さん黙示さん」


「なんですか?」


本を閉じた林檎は、少なくなったミルクティーを飲み干しカップを差し出しながら閉じた本の著者の名前を呼んだ。

本の著者であるマスターはカップを受け取り、新しくミルクティーを淹れつつ林檎へと返事を返す。


「この色んな世界ってどんな世界があるんですか?」


「外の世界の事が気になるのかな?」


「外の世界?」


「最近の学校では、あまり教えないのかもね」


黙示は、苦笑いをしつつ新しく淹れなおしたミルクティーを林檎に差し出し、せっかく興味を持っているのだからと話を続ける。


「この世界は、いくつもの世界で作られて一つになった。

もちろん、僕が最初に居た世界で言う地球も宇宙も急速に拡張されて一つになったんだ。

僕は、混世界(こんせかい)と呼んでいるよ。

まぁ、それは置いといて


林檎ちゃんが居るこの地域は中央区と世界的には呼ばれていてね、元々の僕の居た地球分ぐらいの広さの領土を誇っているんだよ。


どれぐらいの広さかと聞かれれば、数値化してもピンとはこないだろうから省くけど…

中央区だけでも本当に広大な大地が繋がっている。

だから、生涯この中央区から出ないモノ達も多いんだ。


色々と説明をしたら説明が長くなるから省くけど


中央区が一番世界が混ざった時の影響が大きくて様々な文化が混ざり合い

それはもう混沌としているんだ。


そして、ここの大陸は中央区の他に大きく四つに大陸が分かれていてね。


北と東と南に西

それぞれが広大な大地に文化を築いているんだよ。


北に魔法が主流の国

南に科学が主流の国

東に魔法と科学が混ざり発展し主流となった国

そして、西の方にそれぞれが独自の進化をして文明をもった種族がそれぞれの集落を作り一つの国となっている国


その他にも、点々と独自の国があったりもするんだけど…

結局は、この五大陸に纏められる。


大陸の周りは海に囲まれていて、もっと海を超えれば別の大陸があるけど…まぁ、本当に遠いし向こうもこっちも不干渉に近いからあまり関係ないかな。


僕自身も、この星がどれ位の広さか分かっていないんだ。

分かってる人の方が少ないとはずだよ。」


「なるほど…分からない!

けど、今いる場所が一番楽しそうだとは思った」


一気に話した黙示は、喉を潤すために自分専用のコップに水を注ぎ、一気に飲み干す。


話を聞いた林檎は内容を理解はしきれておらず、それでもニコニコと自分が今いる場所を誇るようにお世辞にも大きいとは言えない小ぶりな胸を張り水を飲んでいた黙示に言った。


「そうだね…中央区は中々飽きないですね」


「でも、他の大陸にも行ってみたいかも!」


カウンターから身を乗り出して言う林檎は。既に本を読む気は無く黙示に話の追加を求める様に自分の要望を告げる。

黙示は、そんな林檎に笑みを返しながらコーヒー豆を挽く準備をし始めた。


「外は外で、それなりに騒々しい場所です。

林檎ちゃんには、まだ早いかもしれませんね」


コーヒーの豆を挽きながら思い出す様に黙示が微笑みながら言った。

子供扱いされた様な感覚に林檎は黙示を恨めしそうに睨み、一気に飲んで空になったカップをズイッと差し出した。


戦闘や恋愛や…思いつきでやりたい事をやっていきます。

その為の広大な風呂敷を広げ、矛盾が発生したらどうしようと悩むしだい。


暖かく見守ってください。

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