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混世界  作者: 慧瑠
景品は闘技場で、昔話は夜会で
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黙示VSラト2

ぬわぁ…戦闘描写が難しい。


高速戦闘となると、尚難しい…

あんまりダラダラ書くと速度は出ないし…書かなさ過ぎると描写不足…

言葉の引き出しが少ないと実感します・・・

「会うのは久々ですねラトさん。お会いできで嬉しいです。

でも、おかしいと思うんですよ。

僕とラトさんが会うのは、もう少し先で僕のお店の予定だったんですが…


何故、ここに居るのか聞いても?」


遊ばせていたナイフを逆手に持ち、だらんと腕を下げ脱力している黙示は笑みを浮かべる顔とは裏腹に声は苛立っているのが分かる。


「おいおい、忘れたのかい?

私は同じ時間軸に幾らでも'私'は存在できる。

私はそう言う存在。そう人間が想像したじゃないか」


組んでいた腕を少しあげ、やれやれと首を振る。


「つまり貴女は今、複数存在していると?」


「今だけじゃない。

楽しそうな所には極力行くようにしているよ。


服装にも言いたい事があるんだろう?

学校も楽しい所だから通っているんだ。

未熟な人間の隠しきれていない心情を見るのは本当に楽しい。

友達と言う言葉で他人と自分を結び上辺で付き合う様は面白い。

そこから、本心で喋れる相手を見つける者達も居るのが愉快だよ。一方的にしろ相互的にしろね。


昔とは違い、沢山の種が思考をして意思を持って動き喋るから一層に…良い世界になったと思うよ。


あぁ…もちろん、黙示の頼みである店の方も問題ない。

私だけじゃなくてヨトも居る。

だから、安心して今を楽しもうじゃないか!黙示!


私も御守りだけじゃ飽いてしまう」


「よくまぁペラペラと…そんなにお喋りでしたっけ?」


「学校の影響かな?

なにぶん、女子と言うのは大体がお喋りなのでね」


黙示が聞く前に喋り、黙示の問いには簡潔に答え、ふふっと笑うラトは美しい。

何かを比較するのが烏滸がましいと感じる程の美貌に、観客も見惚れ、無意識にため息が漏れる。


「あ、あの…そろそろいいですか?」


「すいません。

知り合いだったもので、始めてください」


「あ、いえ、はい!

では、笛が鳴ったら開始です!」


ラトを見つめながらも舞台に立っていた進行係の男は、黙示を見ずに説明を終えるとラトを見ながら後ろに下がり笛を咥えた。


「やれやれ、可愛すぎるのも罪だな」


「なら、別の容姿に変えてもいいんですよ?」


「学校では美貌如きでもカースト制度が発生するんだぞ?

黙示も覚えておくと良い。

記憶するついでに私に惚れてもいいよっ!」


進行係の様子を見て、ラトはわざとらしく笑みを進行係へと送りながら最後の方はキャピッとポーズまで決めて黙示を挑発した。

黙示は黙示でラトの言う事を聞き流し、返事の変わりにホルスターから一本ナイフを抜き軽く握る。


「うんうん!」


その黙示の態度にラトは満足気に頷くと、再度腕を組み胸を張り黙示を見据えた。


「で、では!第二回戦最終試合、開始!」


ピーッと甲高い笛の音が鳴り響き、ラトと黙示の試合が開始された…瞬間、黙示が腕をクロスすると逆手に握っているナイフから衝撃が走り、ほぼ同時に逆のナイフを握った手にも衝撃がきた。


金属がぶつかり合う様な音が響く中、黙示は弾くつもりだった触手の表面を削る様にナイフを滑らせつつラトへと前進する。

黙示の行動に接近戦に持ち込むと察したラトが、組んでいた腕を解き駆けてくる黙示へと手を翳すとラトの影が少し広がり、そこから数匹の巨大な百足ような何かが異臭を放ちながら黙示へと這いずり伸びていく。


「悪臭を振りまかないでください。

"閉門急急如律令"」


猛スピードで向かってくる百足もどきの合間を縫うように回避しつつ、ラトへ握っていたナイフを一本投げ、空いた手でラトの影を指さし黙示は一つ呪文を唱えた。


すると、20メートルは這い出て尚、未だ全容が現れない百足を他所にラトの影が小さく普通のサイズに戻り百足もどき達もブチリと嫌な音を立て体が切れた後に悪臭を残し泡立つ様に消えていく。


十秒と掛からず行われた現象に観客達は唖然とした。

音が聞こえたと思えば黙示が高速で移動を始め、反応したラトが素早く手を翳すと何かを召喚したと思えば黙示が呪文を唱え何かは千切れ消えていった。

途中の過程を認識する前に結果の情報が叩きつけられるように展開されていく試合に、観客は声も出ず必死に目で追う事しかできない。


「手加減なんていらないよ?」


「僕はもっと手加減してほしいですね」


「本来、本気で殺り合える相手に、これ以上の手加減は失礼だと思う」


「そんな気遣いをする方だとは知りませんでした」


そんな観客を置き去りに、黙示は次の瞬間にはラトの前で逆手に握ったナイフで首を狙い振るう。だが、ナイフはラトの指先に止められ首には届かない。


ラトは余裕を見せ指先ごとナイフで切り捨てようと滑らせる黙示へと話しかけ、黙示も笑みを崩さず終いには煽り自分の背後に向けホルスターから三本目のナイフを投擲した。


「本当、黙示はいい反応するね」


「僕じゃなくてもこれぐらい反応する人なんて沢山いますよ」


背後から迫る触手に向けて投げられたナイフは、別の触手に弾き上げられナイフが狙っていた触手は首を少しだけずらした黙示の顔の横ギリギリでいつの間にか黙示が握っていた四本目のナイフで防がれていた。


しかし伸び続ける防がれた触手は、ラトの後ろUターンして逆側から黙示を狙った。

-人物紹介-


-喫茶店-本の蟲-のマスター-

明示 黙示

性別:男


ラト・アルーテ

性別:女

備考:女子高生


※ラトが何かお気付きの方も居ると思いますが、今回はこれだけ記載しておきます。

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