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混世界  作者: 慧瑠
景品は闘技場で、昔話は夜会で
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前夜祭武闘会3

予約投稿をしていたつもりが、できていませんでした。

ごめんなさい。

部屋の時計は、短針を5の所で長針を待っている。

外は白み始めている


「…あまり、寝れませんでしたね」


ベッドの縁に座り、窓から外を眺めていた黙示は時計を確認すると、それほど寝れていない事に気がついた。


「雪さんを起こすのも悪いですね」


隣のベッドでは、雪が静かに寝息を立てている。

二度寝をしてもいいが、武闘会は午前中から始まるとリドルが昨日話していた事を思い出し、音を立てず雪を起こさない様にリドルが用意してくれた寝室をでた。


「戦う…ねぇ…」


独り言を呟きながら部屋からリビングへ向かうと、誰もおらずテーブルに置いてあった手紙を見つける。

その手紙は、黙示と雪に向けられた置き書きの様で、内容はシンプルだった。


どうやら、リドル達は本宅の方で寝る事にしたらしい。


龍族は、人型の時に違和感を感じるらしく、寝る時は龍型になる事の方が多い。

もちろん、人型で生活をする龍族も居る。そのため、龍族の家や家具は基本的に大きいが普通のサイズの物も大きな扉の下には人間でも開閉できる扉がつけられている。


「少し、外に行くかな…」


書かれた手紙からは、本宅で寝る。の他に朝食はこちらで食べる事も書かれていた。

黙示は、朝食の時間になればリドル達が来るなら、それほど離れなければ外にいても問題ないだろうと考え、静かに玄関を開けて音を立てない様に外に出た。


外に出ると、本宅が見え、街も夜遅くまで賑わっていたのに、今は静かだ。もう夏にも関わらず、こちらは涼しい風を感じる事ができる。


黙示は、目を閉じながら自分を撫でる風を感じながら今日の事を考え深呼吸をする。


「はぁ…面倒だ…」


何度かの深呼吸の後に言葉が漏れる。


「本当に面倒だ…」


今度は、無意識ではなく自発的に言う。

いつもとは違う口調で言葉が出る。


黙示は、もう一度深呼吸をして閉じていた目を開けた。


その目からは感情など漏れず、ただただ冷たく深い。

日頃の黙示からは想像などできない程に。


「本当に、殺さない様にやるのは面倒です」


もう一度目を閉じ、いつもの様な苦笑いを浮かべ誰かに言っている訳でも無いが冗談の様に言った。


-----

---


黙示が外で風を浴びていると、朝食を持ったリドルが来た。

リビングに戻ると、雪は既に起きており氷水を飲んでいる。


「黙示、今日の武闘会は時間の関係もあってトーナメント方式でな!

お前は、もし雪が来なかった場合を考えて棄権しても問題無いようにシード枠だ!


「へぇ…二回戦からですか?」


「おう!

今回は、審査をクリアした実力者だけが参加するから人数はそれほど多くないが、手強いぞ!」


「それはそれは」



それから、他愛無い話をしつつ朝食を終えた黙示達は武闘会が行われる会場へ移動した。

会場は既に賑わっていた。


屋台が並び、朝だと言うのにかなりの人で溢れている。

黙示と雪は、その人々を観察しつつリドルの案内に着いて行くと、VIPルームと書かれた部屋に案内された。


「ここで雪ちゃんは黙示と観戦するといい!

黙示は、出番が来る前に迎えを寄越す!それまで、ゆっくり見ているといいだろう!」


「リドルさん達は、どこで?」


「俺は、別の特別席で見る!

飲み物や小腹が空いたら部屋に備え付けてあるベルを鳴らせ!使いがメニューを持っていくる!


では、俺はそろそろ行くとしよう!楽しみにしてるぞぉ!ハハハハハ!」


大きな笑いと共に、リドルは黙示の返事を聞かずに部屋を出ていき、黙示と雪の二人だけになった。


「立っていてもなんですし…座りましょうか」


「はい」


部屋を軽く見渡し、大きなガラス面の所にあるテーブルの横にある椅子へとすわった。

部屋の中はシンプルながらも置いてある家具には高級感が漂っている。

テーブルには固定されているベルがあり、よく見るとベルの表面には魔法陣が掘ってあった。


「何か頼みますか?」


「そうですね…飲み物が欲しいです」


「では、頼みましょうか」


黙示がベルに付いている紐を引っ張ると、ベルから音が鳴る事は無かったが部屋の扉からノックの音が返ってきた。


「お呼びでしょうか?」


「飲み物を頼みたいのですが」


「はい、では失礼します」


そう言って扉を開けたのは、燕尾服に見を包んだ若い男だった。


その男は、手にメニューを持って一礼をして部屋に入ってくると黙示と雪に持っていたメニューを開き見せてくる。

そのメニューを見て黙示と雪が注文をすると男は再度一礼をして部屋を出て行った。


「鳴らしてから来るのが早かったですね…」


「お店にも欲しい方だと思いました」


「確かに…燕尾服の店員…そういう日でも作ってみますか?」


「なら、私はメイドさんですかね」


そう笑いながら話していると、今度はメイド服に身を包んだ女性が頼んだ飲み物を持ってくる。


黙示と雪は、燕尾服とメイド服の魅力に本当に店でイベントとして着てみるかと、試合が始まるまで話し合いを始めた。

ただ、二人が着てみたいだけと言うのはお互いに触れずに。

-自己紹介-


-喫茶店-本の蟲-のマスター-

明示 黙示

性別:男


喫茶店-本の蟲-の店員(厨房担当)

性別:女

いつもの:アイスティー


-その他-


リドル・ドラゴニア

性別:男

補足:龍族族長 メニアの夫 レリーアの父

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