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混世界  作者: 慧瑠
景品は闘技場で、昔話は夜会で
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パーティーはまだ始まらない4

名前を考えるのって難しいです。

それ以上に、オシャレに関してセンスが無いので服装などがより難しい…


キャライメージは、読んでくれている方々に丸投げが一番ではと思ってしまう。

ゴードが飛行を始め三時間程が経過した。


「ゴードさん、休憩しなくて平気ですか?」


「私は問題ない。

黙示殿と雪殿は休まず平気か?」


「そうですね…問題は無いのですが、せっかく雪さんがお弁当を用意してくれているので、どうでしょう?」


「おぉ!ならば、一度休憩をしよう」


黙示がチラリと包を取り出すと、人間より嗅覚の良いゴードは、漂ってくる香りに喉を鳴らしルート少し逸れた所で見つけた開けた場所へ降りていく。


空の旅とは、早く快適で今日移動する予定の距離の半分を既に移動し終えている。

故に、時間に少し寄り道した所で問題は無かった。


「おや?」


ゴードが着陸し、その背中から降りた黙示が空を見ると何かを見つけた。

釣られる様に人型へと姿を変えたゴードと雪も空を見た。


三人の視界に入ったのは空を飛ぶゴードよりも大きい一隻の大型船。

装飾もそこそこに武装がされ、甲板であろう場所からは無数の人の声が聞こえている。そして、何より自分達の事を主張する様に帆に大きく翼に包まれた蓮の葉を描いた特徴的な模様が見えた。


「空賊か…」


「みたいですね」


ゴードは、その様子から自分達へとゆっくり近づいてきている船の正体に気付いた。

対する黙示は、特に焦った様子も無く近づいてくる船を眺めていた。雪に関しては、興味は既に失ったようでシートを敷き黙示から受け取った紅茶のセットと弁当を並べている。


空賊

その名の通り、空での活動を主体とする賊であり、貴族などの飛行船やゴード達の様な飛行する者達を対象として活動している者達。

ゴードも数度襲われている経験から、良い印象など持っていなかった。


「んーー、やっぱり黙示かぁ」


ゴードと黙示が自分達の頭上で停滞した船を見ていると、船の端から顔を覗かせた女性が、そんな言葉をかけてきた。


「…黙示殿」


「えぇ、一応知り合いです。

帆を見た時に気付いては居たんですけどね。

彼女達のグループは結構大きいので…まさか、船長が乗っているとは思っていませんでした」


「空賊にも知り合いが」


「昔に少しですね」


ゴードは、黙示が自分達の族長と知り合いなのにも驚きはあったが、まさか賊にも知り合いがいるとはと驚いていた。

そんなやり取りをしていると、船から無数の縄が意思を持つように伸び周囲の地面に深々と突き刺さって船を固定し始めた。

その中で一本の縄が垂直に垂らされ、それを使って先程の女性が降りてきた。


「やぁやぁ、久しぶりぃ」


赤黒い髪に紫のメッシュが入り、谷間を大きく魅せつる様な服装を着たその女性は間延びした喋り方で黙示の方へと手を挙げ近づいてきた。


「えぇ、お久しぶりですねミーニャさん」


「もぉ…ミーニャでいいよぉ。

私と黙示のぉ仲じゃないかぁ」


無垢な笑みを見せ、黙示より小さめのミーニャは精一杯腕を伸ばし、黙示と肩を組んでペシペシと空いた方の手で黙示の腹を叩き始めた。


「ミーニャ」


「うげっ…雪ぅ…」


ペシペシと叩く速度ちょっとずつ早くなりはじめ黙示が困った様な顔をすると、準備を終えた雪がミーニャの後ろから声を掛けた。

その声を聞いたミーニャはビクッと反応し、ぎこちない動きで後ろを振り向き引き攣った笑みを共に雪の名を呼んだ。


「空賊なんてまだやっていたのですか?」


「いやぁ…まぁ…私の生き甲斐というかぁ…

お父さんの形見というかぁ…」


「貴女のお父様は、空賊を無理にする必要は無い。女の子らしく好きに生きなさい。と書き残していたはずですが?」


「うぅ~。

しょうがないじゃんー!

私達の働きでぇ、笑ってくれる皆を見てたらぁ…

義賊も悪くないなぁってぇ」


「最近は、商品となる奴隷を確保するために一般の方々にも手を出している様な噂も聞きますが?」


「それはぁ…私も困っててぇ…

別行動してる子たちが勝手にぃ…」


「それは、船長である貴女の管理不足で「まぁまぁ、雪さん。少し落ち着きましょう」

黙示さん…」


雪がせめて立てる度にミーニャの体は小さく縮こまっていた。

その光景は、まるで叱られている子と叱っている親の様な…その空気にゴードはどうしたらいいのかと雪を見ては黙示を見てを繰り返していた為、見かねた黙示が止めに入った。


笑顔を見せる黙示に、今度は雪が少しシュンとなる。


「黙示ー、ありがとぉ」


「でも、雪さんが言う事は僕も気になっている所です。

貴女のお父さんが築き上げたモノを背負うと決めたなら、お父さんに顔見せできない様な事にならないようにしてくださいね。

じゃないと、僕も文句を言われてしまいます」


「うん…」


黙示が止めに入ってくれた事で、雪のお叱りから逃れられたミーニャはゆらゆらと揺れながら笑顔でお礼を言ったが、黙示の言葉に再度落ち込んでしまった。

これでは止めに入った意味が無い。と苦笑いをしてしまった黙示は、パンと一度手を叩き


「さて、せっかく雪さんが準備をしてくれたので御飯を食べましょう。

ゴードさんが困っていますし、ミーニャさんの事もゴードさんに紹介します」


と、言い残し返事を聞かずに雪が用意したシートの所へと移動した。

-自己紹介-


-喫茶店-本の蟲-のマスター-

明示 黙示

性別:男


喫茶店-本の蟲-の店員(厨房担当)

性別:女

いつもの:アイスティー


-その他-

ゴード・バリオン

性別:男

補足:龍族


ミーニャ・ビーコル

性別:女

補足:空賊

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